シンポジウム「グローバル人材育成と国際教養教育」

日 時:2013年10月25日
会 場:羽田空港第一旅客ターミナルビル6階 ギャラクシーホール

2013年10月25日、羽田空港第一旅客ターミナルビルにて、シンポジウム「グローバル人材育成と国際教養教育」を開催しました。このシンポジウムでは、2004年の開学からこれまで国際教養大学が取り組んできた実践例や、昨年度より新たに取り組んでいる グローバル人材育成推進事業の進捗状況を紹介し、また産学官の代表者による講演とパネルディスカッションを通して、「国際教養教育」がグローバル人材育成にどのような役割を果たすことができるのかという視点について考察を深めました。当日は、約140名の出席者が集い、質疑応答による活発な議論はもちろんのこと、本学卒業生の英語によるプレゼンテーションや記念演奏などが行われ、盛況のうちに終えることができました。

パネリスト(左から)市川 博也、鈴木 典比古、木村 孟氏、板東 久美子氏、高岡 宏昌氏

パネリスト(左から)市川 博也、鈴木 典比古、木村 孟氏、板東 久美子氏、高岡 宏昌氏

第一部では、本学グローバル人材育成推進事業実施責任者の前中ひろみ教授が 事業の概要について説明した後、 鈴木典比古理事長・学長が基調講演を行い、本学の概要及びリベラルアーツ(教養教育)のあり方と、それらに求められる教員の資質について説明を行いました。教員・学生間の個の確立とそれらの対話によってリベラルアーツを発展させることが本学の教育であると鈴木学長は強調し、「グローバル化する社会に対極するリベラルアーツ的考え方を並列化させることが、本学に求められていることである」と、述べました。

第二部の講演では、木村孟氏(文部科学省顧問)が世界各地の多様な人材育成の在り方について紹介し、「リベラルアーツによる基礎力が論理的思考、問題解決能力の育成にとって重要な位置を占める」と話しました。又、リベラルアーツにおける国際教養大学の貢献についても評価をいただきました。板東久美子氏(文部科学審議官)は大学改革の基本としてのグローバル人材育成を強調し、その中で留学経験などを通した語学力、異文化理解、コミュニケーション力と、その総合力を含めた「学士力」の在り方について説明しました。そして、大学だけでなく初等・中等教育を含めた、長期的なスパンで育成する必要があるとこれからの学士力のあり方について語りました。高岡宏昌氏(日本電信電話株式会社 総務部門 人事人材開発担当部長)は、NTTがグローバル展開を行う中で、異文化を取り入れたOJTで の人材育成例を紹介し、また、新入社員・学生の傾向から見た大学教育への期待と展望について語られました。

本学卒業生 朝倉和也によるプレゼンテーション

本学卒業生 朝倉和也によるプレゼンテーション

シンポジウムの出席者は日本全国の大学関係者が中心であり、今のグローバル社会が必要とする人材を育てるための教養教育の在り方と、その中での大学の役割と発展の方向についての議論が繰り広げられました。国際教養大学は、『国際教養教育』というユニークなカリキュラムをさらに充実させ、他の教育機関との連携を図りながら、将来の日本を担う人材育成に貢献していきます。

プログラム(敬称略)

第一部

  • 開会挨拶:
  • 前中 ひろみ(事業推進責任者/グローバル・スタディズ課程長)
  • 基調講演:
  • 鈴木 典比古(理事長・学長)「国際教養大学における教養教育と人材育成」
  • プレゼンテーション(英語):
  • 朝倉 和也(AIU卒業生)
  • 記念演奏 バイオリン:
  • 渡辺 玲子(特任教授)

第二部

  • 講演1:
  • 木村 孟氏(文部科学省顧問)
  • 講演2:
  • 板東 久美子氏(文部科学審議官)
  • 講演3:
  • 高岡 宏昌氏(日本電信電話株式会社 総務部門 人事人材開発担当部長)

第三部

  • パネルディスカッション「グローバル人材育成と国際教養教育の可能性」
  • パネリスト:
  • 木村 孟氏(文部科学省顧問)
  • 板東 久美子氏(文部科学審議官)
  • 高岡 宏昌氏(日本電信電話株式会社 総務部門 人事人材開発担当部長)
  • 鈴木 典比古(AIU理事長・学長)
  • パネル進行:
  • 市川 博也(グローバル・ビジネス課程長)

閉会挨拶:
市川 博也

交流会

このシンポジウムは、日本交通ビルデング株式会社/UHHA事務局後援により開催しました。

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