招聘教員による特別講義「医療政策と制度的諸問題」

コース名:「医療政策と制度的諸問題」
招聘講師:レベッカ・スレンダー教授(オックスフォード大学、英国)
実施期間:2015年9月14〜18日

ここ数十年、先進国の多くでは社会保障システムはコストが上昇し、ますます多様、複雑になってきています。これは高齢化、人の移動、不況といった、社会的・経済的要因にと深く関わっていると考えられます。社会保障システムとは何でしょうか。私たちの社会と個人の生活にどのような影響を与えるのでしょうか。

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こうしたトピックについて学生が学べるよう、AIU特別招へい講義プログラムは、グローバル人材支援育成事業の後援で、世界中から招聘した専門家による講義を提供しています。2015年9月14日から18日にかけて、「医療政策と制度的諸問題」と題した集中講義が開講されました。講師には、イギリスはオックスフォード大学社会政策・社会干渉学部社会政策学科准教授であり、グリーン・テンプルトンカレッジ学部長でいらっしゃるレベッカ・スレンダー教授をお招きしました。スレンダー教授は2015年2月から、同大学副総長、及び「ダイバーシティ・アドボケート」としてご活躍で、ローズ大学(南アフリカ)社会・経済研究機構(ISER)の客員教授も務めておられます。 南アフリカの社会保障政策を中心とした、医療福祉学や比較社会政策がご専門です。

本講義は、社会保障政策の理解と分析を目的とし、特に西洋の先進社会における社会保障政策の歩みや政治に焦点を当てました。西洋諸国の社会保障システムや類似点・相違点を概観することから始まり、「財政」「質保証」「平等性」といった問題がどのように扱われているかを議論しました。講義の終わりには、社会保障システムの「効率性」「効果」「平等性」について、学生が課題研究発表を行いました。

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スレンダー教授は、「学生は慣れないであろうセミナー形式の授業でもよく参加していました。最初は社会保障についての背景知識は限定的でしたが、課題に熱心に取り組み、積極的に学ぼうとする姿勢が見られました。」と仰っていました。学生からは「教授の話を聞き、複雑な内容をよく理解することが出来ました。」とコメントがあったほか、「講義を受けて、日本の社会保障システムについても勉強してみたいと感じました。」などという声が多数ありました。今後、数ある社会的関心事の中でも、社会保障や福祉政策はますます重要な位置を占めることになります。本講義は、本学学生が未来のリーダーになる上で、有意義な経験となりました。

本学滞在中、スレンダー教授は多様性に関するオックスフォードでの大学改革に従事されたご経験等に関して教員と意見交換されました。今後も、オックスフォード大学との有意義な交流を継続していきたいと考えています。

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