招聘教員による特別講義「台湾:分岐点に立つ島」

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コース名:「台湾:分岐点に立つ島」
招聘講師:エヴァン・ダウリー先生(ガウチャー大学、米国)
実施期間:2016年1月12日~18日
コード: GSP358 シラバス(英語)

ここ数十年で台湾は経済大国としての頭角を現してきており、小さい領土ながらも、地域レベルそして世界レベルの経済活動を展開しその地位を高めてきました。そして17世紀から今日まで、台湾は様々な国や人々が交差し合う中心地であり続けています。その歴史の渦中で、人々はどのように自我の意識を創造してきたのでしょうか。また、台湾はどのように自国を認識しているのでしょうか。「台湾人の歴史にある多様な背景が、島の人々のアイデンティティを探る学問を、魅力的で価値のあるものにしている。」とダウリー先生は仰いました。

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2016年1月12日から18日にかけて、AIU海外招聘講義プログラムによる「多様に交じり合う外交-台湾」と題した講義が、米国ガウチャー大学東アジア歴史学課程のエヴァン・ダウリー助教を講師に迎え開講されました。中国の歴史、特に20世紀初めの共和政時代を専門とするダウリー助教は、植民地時代の東アジア諸国の歴史の研究に力を入れており、ここ数年は、日本と台湾で研究活動を行っています。

この講義は、中国の政治的、経済的な発展を分析することで台湾の歴史を理解していくもので、さらに、現代社会における中国・アメリカ・日本との関係に左右される台湾の情勢についても言及しました。講義でのディスカッションを通して、生徒たちは近代台湾の社会構造やその仕組みを学び、台湾の国家主義や外交について熱心に探求していました。講義の最後には、学生が中国・アメリカ・日本それぞれの立場にたって、台湾が独立を宣言した1996年の台湾危機についてシミュレーション演習を行いました。

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ダウリー先生は、学生がそれぞれの国の立場に立つ事で創造的で多様な意見が生まれ、クラスのディスカッションが盛り上がったと話していました。積極的に意見を交わすディスカッションが、学生の講義の理解を促していました。学生からは、「この講義で学んだことを最後のシミュレーション外交に生かせて良かった。」「この講義で、最近の台湾での選挙の重要性が理解できた。」「日本でこんな素晴らしい授業に出会う事はなかなかないと思います。」等とのコメントが寄せられ、ダウリー先生の、学生の意見や質問に丁寧に対応してくれた姿勢に感謝していました。AIU海外招聘講義プログラムでは、これからもこの様なやりがいのある刺激的な講義を提供していきたいと思っています。

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