2013年 春セメスター 活動紹介

INT231 2013年春セメスター報告書

学生6名履修(日本人5名、留学生1名)

学生は3グループに分かれて、秋田県秋田市雄和の新波地区で地域社会と環境の変化について調査しました。報告書から、学生の調査結果や新波の住民の方々の感想など、学習成果をご覧いただけます。

学習プロセス
1. ワークショップ

2013年4月26日(金)、新波自治会館にて学生と住民によるワークショップを開催しました。

1. 課題設定
国際教養大学協働教育プロジェクト

ワークショップで意見交換する学生と住民

学生と住民の共通意見の中から、本授業の課題を以下の3つに決定しました。住民の方々からは1.、学生からは2.についての声が多くあがりました。最終的には、住民と学生で3.について意見交換することになりました。

  • 1. 住民と学生の深い交流
  • 2. 新波地区の歴史や現状を理解する
  • 3. 新波地区の将来を展望する
2. 新波歴史講座:

新波住民のお二人から、地区の歴史について講演いただきました。新波には郷土史を調査している住民の方が多くいらっしゃいます。学生たちは住民の方々から、新波の歴史を学ぶことができました。

2. 理論・事例の学習

環境政策や日本・秋田県の農村社会に関わる基礎理論や事例について、学生による課題文献の発表とディスカッションを通して学びました。

3. フィールドワーク技法

フィールドワークでは主に、参与・直接観察、コミュニティマッピング、半構造的インタビュー等を用いて情報収集を行いました。具体的には、田植えを中心とした農業体験や梵天祭りという地域の伝統行事に参加することで、様々な世代の方々と交流しながら新波について理解を深めることができました。また学生は、グループごとに住民1名の家族史を聞き取ることで、地域の社会・環境の変化について情報収集しました。質問票の作成やフィールドノートの作成等、インタビュー手法についても学びました。

4. フィールドワーク
1. 2013年5月18日(土)農業体験、コミュニティマッピング
国際教養大学協働教育プロジェクト

農業体験(施肥、代掻き)

INT231-2013SP_photo4

住民の案内による新波散策

2. 2013年6月1日(土)農業体験(大学の地域交流事業と連携)、聞き取り調査
国際教養大学協働教育プロジェクト

農業体験(カタつけ、田植え)

国際教養大学協働教育プロジェクト

家族史の聞き取り1回目

3. 2013年6月22日(土)ゲストスピーカー、聞き取り調査、梵天づくり
国際教養大学協働教育プロジェクト

東北大学高倉教授の講演

国際教養大学協働教育プロジェクト

家族史の聞き取り2回目

国際教養大学協働教育プロジェクト

青年会と梵天づくり

4. 2013年6月28日(金)梵天祭り
国際教養大学協働教育プロジェクト

祭り開始、学生・新波住民・さいとうの皆さん

国際教養大学協働教育プロジェクト

「じょやさ」の掛け声とともに地区を練り歩く学生と住民

国際教養大学協働教育プロジェクト

祭りの最後に紅白餅をまく

国際教養大学協働教育プロジェクト

祭り終了後の学生・教員・新波青年会

5. データ整理

国際教養大学協働教育プロジェクト毎回フィールドワーク後には、教室内でデータ整理やディスカッションを行い、新波地区の現状把握や課題抽出を行いました。ディスカッションでは、様々な課題文献から多様な分析視点を参考にしながら、議論を深めることができました。

さらに米国からの留学生や留学を終えた学生らは、日米比較や留学先の国との比較を行い、日本の独自性および他国との共通点について議論しました。また日本の学生も全国から来ているため、自らの出身地の状況と新波を比較し、理解を深めていきました。クラス全体でのディスカッション後には、3グループごとに調査テーマを決定し、より深い現状把握と解決策の模索を行いました。

プロジェクト成果報告会

2013年7月20日(土)新波自治会館にて、学習成果報告会と交流会を開催しました。聞き取り対象になってくださった農家の皆さんを始め、住民22名にご参加いただきました。学生たちはそれぞれの調査テーマに基づいて、新波の現状や課題そして解決策について発表しました。

発表後には、学生と住民間で活発な意見交換を行いました。地域の方からは、「外の視点から新波の魅力を言ってもらうことで、地域のよさを再発見した」、「学生の解決策には、内部の人間にとって難しいと思うものもあるが、新しい視点をもらえることはいい」、「一番大切なことは、新波の人たちが暮らしやすい環境をしっかり作っていくことだろう。自分たちが幸せに暮らしていれば、外の人たちも住みやすい場所として選んで来てくれるかもしれない」など、多くの意見が出ました。

報告会終了後には学生と住民の方々で交流会を行い、親睦をより深めることができました。

国際教養大学協働教育プロジェクト

学生による発表

国際教養大学協働教育プロジェクト

交流会