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世界最大級の国際教育交流大会、米NAFSA2022参加レポート

本学は、全学生数1,000名程度と小規模の大学でありながら、51カ国・地域にわたる200の海外大学と交換留学を中心とした協定を結ぶことで、「1年間の留学義務」という独自のカリキュラムを可能にしています。そして、治安情勢など特別な事情がない限りほとんどの提携校と定期的な交流実績があることは、実は日本国内の大学では珍しいことです。このように活発で持続的な国際交流の橋渡し役となるのが、本学や提携校の大学職員です。

そんな世界各国の大学職員・関係者が一斉に集まり、情報交換を行う場の一つが、米国の国際教育非営利団体NAFSAが主催する「NAFSA年次大会」です。世界100カ国以上から約1万人の来場者を誇る、世界最大規模の国際教育交流大会で、今年は5月31日(火)から6月3日(金)にかけて米コロラド州のデンバーで開催されました。日本からは本学を含む28の大学が参加し、大学紹介のブースを出展するとともに世界各国の大学関係者と意見交換しました。

会場で日本の大学が集まる一画の写真

各大学のブースが連なる会場

本学から今回の大会に参加したのは、国際連携オフィサーである先崎トラビスさん(国際センター)と、本学卒業生であり、在学中にコロラドの大学への留学経験を持つ沼倉悠介さん(入試室)。会期中は、主に既存提携校との意見交換や情報収集を行いました。これまで多くの学生を互いに現地に派遣しあっている提携校とは、コロナ禍における交換留学の状況を共有したり、コロナ収束後を見据えた交流再開について話し合ったりしました。一方で、まだ本学学生の派遣が実現していない提携校の場合には、本学学生が履修できそうなカリキュラムの確認などの学修環境をはじめとして、寮やアパートの体制、治安などの生活環境を確認することで、本学の学生を派遣できるよう、情報収集を行いました。

ブースに設置された机に座って他大学職員2名と会話する先崎さんの写真

提携校担当者とミーティングする先崎トラビスさん(右)

積極的な対面交流を通じて、嬉しい情報も

3年ぶりの対面開催ということで、できるだけ多くの提携校担当者とお会いし、留学生の派遣・受け入れの再開拡大に拍車をかけたいと思っていました。そういった思いから、開場時間に限らず、開場前は近所のホテルでコーヒーミーティングに参加したり、閉場後は夜のレセプションに出席したりして、結果的に50以上の大学の関係者・スタッフと交流を図ることができました。多くの提携校からコロナ禍前よりも、本学への留学希望者が増えているとの嬉しい情報も共有いただき、今後のより充実した提携校間交流ができることを期待しています。

-先崎 トラビスさん(国際センター/国際連携オフィサー)

対面交流が関係構築に大きく貢献と再認識

コロナ禍の影響で、各提携校と対面で意見交換をすることが難しかったのですが、やはりスタッフ同士の対面交流は、提携校との関係構築に大きく貢献するということを再認識した機会となりました。各提携校とのミーティングは30分1コマという限られた時間ではありましたが、現在派遣している本学学生の様子も確認することができ、どれも濃い時間でした。

本学の学生がコロナ禍で海外留学を経験することができなかったように、提携校の学生も本学への留学が何度もキャンセルとなり、悔しい想いをしている事実を知り、一刻も早いコロナ収束を願うばかりです。

-沼倉 悠介さん(入試室)