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Space Seminar 「Why the Moon」 を開催

7月17日(水) 、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の前宇宙教育センター長であり、現在はアドバイザーとしてJAXAの運営に従事されている北川 智子博士が来学し、宇宙探査の未来に関する特別セミナーが開催されました。

講演の様子
北川 智子氏

講演は「なぜ月なのか?」というタイトルで行われました。現在の科学技術と限られた予算においてJAXAはどのように月に到達しようとしているのか、どのような課題があり、それを克服するためにどのように取り組んでいるのかなど、JAXAの月面着陸への挑戦や今後の展望をお話されました。

北川氏は福岡県で生まれ育ち、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学で数学と生命科学を専攻、同大学院でアジア研究の修士課程を修了。 プリンストン大学で博士号を取得後、ハーバード大学で日本史を教え、3年連続でティーチングアワードを受賞し、グローバルヒストリーの研究者として知られています。学術面もさることながら、ベストセラーをいくつも執筆され、7月末にも新たな著書の発行を予定しています。

講演では、H3ロケットの2回目の打ち上げ動画を共有してくださり、一人ひとりの創造力を持ち寄りチームで実現するのだと力強く語られました。また、最後はサイエンス・フィクション(SF)ジャンルの先駆者として知られるフランスの小説家ジュール・ヴェルヌ(Jules Verne , 1828-1905)の言葉で締めくくり、学生たちを勇気づけてくださいました。

Anything one man can imagine, other men can make real.
人が想像できることは、必ず人が実現できる。

―ジュール・ヴェルヌ