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AIUクラブ紹介:本学発 起業系サークル「Rideon」
学生の約9割がキャンパス内の学生寮・宿舎で生活する国際教養大学ではクラブ活動も活発です。授業が終わった後、国籍や学年の垣根を越えて交流を深めていく時間はプライスレスです。今回は、広報学生スタッフ古川さん(2023年入学)の目線から、2024年6月に発足した学内サークル「Rideon」をご紹介します。
「Rideon」ってどんなサークル?
「Rideon」は、交通弱者(自動車中心社会において、公共交通機関の廃止や自家用車が持てないなど移動を制約される人)のためのモビリティ開発に取り組むサークルです。現在は本学の中でライドシェア事業の立ち上げを行っています。
秋田市にある国際教養大学は、利用できる公共交通機関が限られていて、学生はなかなか自由に移動できません。そこで「Rideon」は、大学内で乗り合いサービスを開発し、この問題を解決しようと立ち上がりました。
当初はメンバーも少なく、どこから手をつけたらいいのか分からない状況でした。しかし、代表の大矢 玲菜さん(2023年入学)と他のメンバーが試行錯誤する中で秋田県の「若者チャレンジ事業助成金」というビジネスコンテストへの応募を決意し、専門家からのアドバイスを受けながらアイデアをブラッシュアップしていきました。それぞれの得意とする分野を持ち寄りつつ、プレゼンテーションなど審査を経て、特例枠である400万円の助成金を獲得し、今はその資金をもとに、実装するためのアプリを委託業者と共に開発しています。現在は27名ものメンバーが集まり、分担を決めて積極的に活動しています。
さまざまな業界の人にご意見を伺える!
「Rideon」は、秋田県のビジネスコンテストでのご縁で、同じ法政策を目指す政治家との意見交換も行うことができました。中でも2024年2月には、秋田出身の菅 義偉 元首相にもお時間をとっていただき、国政という大きな視野からのご指摘をいただいたことは、メンバー全員にとってかけがえのない時間となりました。
今後の展望
現在、メンバーはアプリのテストやサービスの実証実験を行いながら、さらに精力的に活動しています。本学の皆さんも、これから入学してくる皆さんも、このサークルに参加して新しい挑戦に加わってみませんか?
代表の大矢さんからのメッセージ
もともとはクラスメイト3名で始めたこの取り組みですが、ビジネスコンテストに参加するために事業内容を見直し、専門家の方々の助言をいただくことで一歩ずつステップアップしてきました。ライドシェア事業のアプリの制作やビジネスプランの考案など、一人ではできない大規模なことを、みんなで挑戦できるのはとてもやりがいがあります。留学や卒業など、それぞれのメンバーがこの事業に関われる期間が限られている難しさもありますが、長く続けられる団体にしていきたいです。
【記事執筆】
広報学生スタッフ* 古川 大(2023年入学)
*広報学生スタッフは、本学の情報発信のために学生の目線からキャンパスライフ、学生生活を紹介するスタッフです。