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学生活動
クリスマスチャリティーマーケットを開催しました
本学のグローバル・ビジネス領域(GB)で開講している授業「ECN308 Marketing Channel Strategy(流通論)」の一環として2025年12月5日(金)と12日(金)にクリスマスチャリティーマーケットを開催しました。授業では、売り手と買い手の関係を効果的に設計・管理し、製品・サービスをビジネスユーザーや消費者にどのように届けるかという流通の仕組みについて学んでいます。
今回は、「流通論」の学びとクリスマスチャリティーマーケット開催の裏側を担当教員の隈本純客員教授にご紹介いただきます。
2025年秋学期は、本授業の履修学生数が例年よりも少なかったことから、学期後半のグループワーク課題を変更し、零細小売店舗(Micro retailing business)を自分たちで立ち上げるという、より実践的な実地訓練(Hands-on training)を行いました。その集大成が今回のクリスマスチャリティーマーケットの開催でした。
授業で学修した販路の設計と管理をベースにした、零細小売店舗の立上げに関するガイドラインに沿って学生は準備を開始しました。AIU生を標的顧客とし、彼らのキャンパス内の飲食に関わるニーズを調査・分析し、現行の利用可能な施設のサービスとのギャップを測定するところから始まりました。予算額2万円を元手資金として、事業計画に着手しました。クリスマス前にイベントを開催すること、履修学生の半数が欧州からの留学生であったことから欧州にちなんだクリスマスメニューを考案し、秋田保健所とのやり取りも踏まえつつ、最終的にメニューをドリンク2種とスナック1種に決定しました。その後、製品開発、調達、広報、会計、工程管理の担当者を決め、準備を進めました。
出店は12月5日(金)と12日(金)の11時30分から13時30分の間、学生会館の1階で実施しました。店は「KUMALABO café」と名前を付け、オリジナルロゴも開発し、カップにロゴシールを貼付しました。事前の広報効果もあり、両日とも開始前から注文待ちの人が並び、マーケットは大盛況でした。1時間ほどで用意していた商品は完売しました。初日はオペレーションに不慣れな点もあり、戸惑ったこともありましたが、閉店後の反省会で改善点を話し合い、2日目はスムーズなオペレーションを実践することができました。



イベント終了後の授業では、講義で学んだことが実際の店舗設計・運営でどのように活かせたかについて議論しました。そして、イベントで得られた利益のすべてを、地元の子どもたちが利用するAIU Kids(放課後児童クラブ)を運営する一般社団法人AIUアフタースクールに寄付しました。


今回の履修学生は、零細店舗の出店を自ら企画し、最終的に売上目標を達成するという小さなビジネスの成功体験を得られたのではないかと思います。それだけでなく、標的顧客のサービス需要の測定や価格設定の難しさ、広報宣伝戦術と実際の来店理由とのギャップの存在、施設設備利用費がないことや個人の持込備品利用などの特殊条件による経費削減があったことなど、実際に出店することでしか得られない学修体験を学生に提供することができました。現実は必ずしも教科書どおりに展開するのではなく、いくつもの変則的要因や予期せぬ事態に直面することを、この学修体験を通じてビジネスを学ぶ学生に理解してほしいというねらいがありました。
今回の零細小売店舗の立上げによる実地訓練を実行できたのは、グローバル・ビジネス領域長であるワトキンス教授の企画ご承諾と大学のご理解のおかげです。また、準備期間中は、学内手続きについては教務課に、施設利用については学生課に、そして広報については企画課に、寄付受諾については一般社団法人AIUアフタースクールに、それぞれ大変お世話になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。