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学生活動
本学学生が制作した短編映画が第19回TOHOシネマズ学生映画祭でグランプリを受賞しました
2026年3月30日に東京都で開催された第19回TOHOシネマズ学生映画祭にて、本学学生の黒川周亮さん(2022年入学)の作品「おっさんとAI」が、ショートフィルム部門にてグランプリを受賞しました。どのような思いで制作にあたったのか、黒川さんからのレポートをご紹介します。

作品に込めた思い
私たちは、AIに仕事を奪われる最初の世代になるかもしれません。この作品の主人公である「おっさん」は、まさに数十年後のあなたの姿かもしれません。変わりゆく世界に立ち尽くす人間と、そこに静かに寄り添うAI。これは、未来に対する漠然とした憂いに対する、一つの「心の準備」となる作品です。
あらすじ
死んだ弟が遺したのは、彼の「意識」を学習したAIだった。 失踪から1年。中年男ジェイコブは、無人となった廃県・A県で弟が使っていたAIを発見する。弟の遺体を探し、静寂に包まれた廃墟の街をゆく、一人と一台のロードムービー。

制作の背景とプロセス
このプロジェクトは、高校の同級生と中華料理屋で「未来の話を作りたい」と何気なく話したことから始まりました。 世の中が急速にAIを受け入れていく中で、若い世代として、あえてその「恐怖」や「違和感」を形にしておきたい。そんな強い思いから、二人三脚での制作がスタートしました。



ロケ地に選んだのは、壮大な自然が広がる秋田県。授業の合間を縫ってロケハンを重ね、AIU(国際教養大学)祭の技術部での経験や、地元の映像制作会社「株式会社アウトクロップ」でのインターンで培った技術を全て注ぎ込みました。限られた3日間という撮影スケジュールで、秋田で学んだ実践的なスキルを活かすことができたと感じます。加えて、主演であるカルロス・バディング先生の初めてとは思えない演技で映画のレベルが格段に上がりました。先生には車での送迎もしていただき、頭が上がらないです。
これから
AIUで学んだテクノロジーの倫理的課題や、地域の過疎化といった社会問題。それらの点と点が、一つの映像作品として繋がった結果、形のある賞をいただけたことを大変光栄に思います。 4月からは放送業界という新しいフィールドに身を置きますが、これからも自分のアイデアをぶつけ、時代に問いを投げかける映像作りを続けていきたいです。