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学生活動
JENESYS2025大学生訪韓団に本学学部学生が参加しました
2026年3月に、外務省の対日理解促進交流プログラムの1つである「JENESYS(Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youths)2025 大学生訪韓団」に、学生代表として本学学生の高橋希花さん(2021年入学)が参加しました。高橋希花さんからのレポートをご紹介します。

高橋希花さんからのレポート
2026年3月に、外務省の対日理解促進交流プログラムの1つである「JENESYS2025 大学生訪韓団」に学生代表として参加させていただきました。韓国のご家庭でのホームステイや文化交流を通じて、韓国の歴史や社会、文化について学んできました。国際情勢など不確実性が高まる中で、日韓の地政学的な関係性の重要性を改めて認識し、将来の日韓の協力関係を持続的に構築していく意義を実感しました。

このプログラムは、日本中から選ばれた104名の大学生が、2026年3月11日から3月17日の1週間、韓国に滞在し韓国と日本の相互理解を深めることを目的としています。1週間のプログラムの中には、サムスンイノベーションミュージアム見学、ホームステイ、駐韓日本大使館広報文化院長による日本の外交戦略に関する講義、東国大学校の学生との交流、ソウル市庁舎訪問、非武装地帯(DMZ)見学、大韓民国歴史博物館、戦争記念館、韓服体験など韓国を理解するのに欠かせない経験が多く含まれていました。

私が特に印象に残っているのは、韓国と北朝鮮の国境にある非武装地帯(DMZ)を訪れたことです。DMZツアーでは、北朝鮮がソウルに向けて掘った侵略用地下トンネルの1つである第三トンネルに実際に入りました。薄暗くジメジメとしたトンネルの中をひたすら歩き、北朝鮮との国境まで約170mほどの地点まで進みました。また、展望台では北朝鮮の街や国旗、歩いている人を望遠鏡で観察することもできました。1953年の休戦協定に基づいて決められた非武装地帯を目の当たりにすることで、改めて平和を自分ごととして考えるきっかけになりました。また、国境付近の村で生活する住民は、安全面から夜の24時から翌朝5時までは外出禁止の統制があるなど、戦争により生活の自由を完全に得られていない市民がいることも学びました。海を挟み隣の韓国は、近年文化の輸出が盛んで発展した国家に見えていましたが、その社会の裏には戦争の影響で、国民全員が等しく完全な自由を得て生活しているとは限らないという事実を突きつけられました。自分がそれまで抱いていた韓国に対する視点がさらに広がり、自分の知識と認識の浅さを痛感した貴重な体験となりました。

加えて、韓国歴史博物館では日本の植民地支配から解放された韓国が、自分たちの文化や言語、アイデンティティーを取り戻していった歴史についての展示を見学しました。日韓の歴史問題について、韓国側の目線で学ぶことで、相手の立場に立ち、物事を批判的に捉える重要性を再認識しました。非常に複雑な問題だからこそ、私たち若者がこのようなプログラムを通じて真摯に課題に向き合う価値があると思いました。
このプログラムを通じて、今まで持っていなかった視点を持つことができ、韓国についてより多角的に理解することができました。韓国料理やK-POP、美容分野において焦点が当てられることが多い韓国ですが、国際関係や安全保障、歴史の側面から韓国を理解したことで、日韓協力関係の更なる発展の必要性を実感することができました。春セメスターではAIUでKevin Hockmuth先生の「韓国開発政治論」を履修することを決め、外部プログラムでの学びをAIUのアカデミックな学びに繋げ、より学びを深いものにしています。課外活動での学びが、AIUのリベラルアーツの授業の幅広さや柔軟性と調和することで、学びの質を高められる機会が豊富にあることを嬉しく思います。今後も、外部の学びと学内の学びを融合させながら学びに向き合い続けていきたいと思います。
