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私のオススメ授業紹介:スペイン語Ⅲ(根本天羽さん)
国際教養大学(AIU)の際立った特長の一つが「すべての授業を英語で開講していること」です。ただし、本学は「英語を学ぶ大学」ではありません。「英語で学び、英語で考える大学」です。
また、本学は一貫して少人数教育を徹底しています。教員と学生のコミュニケーションの機会を増やすことにより、自ら考え、意見を主張できる能力を磨くことを目的としています。
この「私のオススメ授業紹介」では、学生自身が「おもしろかった!」「ためになった!」「ぜひ受験生のみなさんにも学んでほしい!」と思った授業を、学生自身の言葉で紹介する企画です。今回は根本天羽さんのオススメ授業第2弾をご紹介します。
こんにちは!グローバル・コネクティビティ領域の根本天羽です。多様な学生と意見交換をするたびに視野が広がっていくのを日々感じながら学んでいます。今回はその中でも特に印象に残っている授業「スペイン語Ⅲ」についてご紹介します。

科目情報
SPN300-1_F スペイン語Ⅲ
教員:カルロス・バディング 准教授
単位数:2単位
汎用性と魅力的な文化に惹かれて
AIUでは卒業要件として第二言語の履修が必須です。その中でもスペイン語の履修を決めた理由はスペイン語圏の文化の魅力と、その汎用性にあります。スペイン語は世界で約5億人以上に話されており、留学や今後のキャリアにおいて強力な武器になると感じました。また言語としてのハードルの低さも理由の一つです。スペイン語は英語と同じアルファベットを使い、語彙や文法構造にも多くの共通点があります。実際に授業が始まると「英語のこの単語と似ている!」という発見が多く、予想以上にスムーズに理解を深めることができました。もちろん英語でスペイン語を学ぶため、その点ではたくさんの共通点を見つけながら学んでいました。
そして何より、私自身が情熱的なラテンカルチャーに強い魅力を感じていたことが最大の原動力です。言葉を学ぶことは、その背景にある文化を学ぶきっかけにもなります。特に音楽や食文化、そして自身のAmoという名前がスペイン語になじみのなる名前だったのも興味を持つきっかけでした。本授業では文法や語彙の勉強はもちろん、その背景にある文化についても触れることができ楽しく学び続けることができます。
授業の特徴
とにかく先生がユーモアにあふれ、アットホームな雰囲気で授業が進んでいきます。授業の中ではとにかくスペイン語を使って話す機会が多く、ときにはスペイン語圏の留学生を招き約90分ずっと話すといった機会もあります。失敗を恐れずに自分から話すことを後押ししてくれるような先生なので、少人数ではありますが授業はいつも賑やかに進んでいきます。
また授業の中ではラテンの音楽や映画を通して文化に触れる機会も多いです。特に音楽を聞きながら歌詞の穴埋めをするというアクティビティでは歌詞を通してラテンの文化や習慣、トレンドなども解説してくれます。スペイン語Ⅲの前に履修するスペイン語Ⅰではクラスメートとパエリアを調理しその工程についてプレゼンをしたこともあります。授業や課題を通してより身近に文化を感じることができます。
正直、プレゼンやテスト、課題もあり時には大変なこともありますがその分実践的なスキルを磨くことができます。欧州留学中スペインに旅行した際にはお店や街での簡単な会話や標識を理解することができます。また公式のスペイン語検定DELEを受験し、CEFR:A2を習得することができました。就活の履歴書にも書けるスペイン語のスキルを習得することもできました。
AIU特有の授業で「失敗を恐れず挑戦する」姿勢が身につく
本授業での最大の気づきは、AIU特有の「英語でスペイン語を学ぶ」という環境の親和性の高さです。一見難しく思えますが、共にラテン語を起源に持つ両言語は文法構造や語彙の共通点が多く、日本語で学ぶよりも直感的に理解を深められる面白さがありました。もちろん、英語にはない複雑な動詞の活用には苦労しましたが、授業内でゲーム感覚を取り入れながら仲間と主体的に学ぶことで、頭をフル回転させつつも楽しみながら定着させることができました。
また、第二言語で人前で話すことには当初高い心理的ハードルを感じていましたが、少人数クラスならではのアットホームな雰囲気と、「ミスを恐れず挑戦しよう」と背中を押してくれる環境や先生の工夫のおかげで、主体的に発信する姿勢が養われました。この「失敗を恐れずに対話を試みる姿勢」は、AIUのすべての講義の基盤となるディスカッションや、留学先でのコミュニケーションにも役立ったと思います。ただ言語の知識を得るだけでなく、今後の学びや慣れない言語を使いながらも積極的なコミュニケーションのあり方を学ぶことができた実りある授業でした。
バディング先生からのメッセージ
スペイン語学習の素晴らしい振り返りをシェアしていただき、ありがとうございます!スペイン旅行からDELE A2試験の合格まで、学びが実践的な成果につながった様子はとても刺激的です。
「英語を通してスペイン語を学ぶ」という点も非常に共感できます。一度第二言語を習得すると、3つ目や4つ目の言語の習得はぐっと楽になります。脳がパターンの見つけ方や新しい文法への適応方法をすでに理解しているため、英語がスペイン語の語彙を学ぶための便利な架け橋になるのです。
また、英語経由だけでなく、スペイン語は日本人にとって(特に発音面で)直接学びやすいユニークな特徴を持っています。
母音が同じ:どちらも基本の母音は全く同じ5つ(あ・い・う・え・お)です。英語と違って、スペイン語はほぼ書かれている通りの発音になります。
リズムが似ている:両言語ともシンプルでリズム感のある響きを持っています。そのため、日本人は自然でクリアなスペイン語の発音をすぐに身につけることができます。
すぐに自信を持って話せる:音になじみがあるため、強いアクセントの壁に悩まされることなく、最初から躊躇せずに話し始めることができます。
動詞の活用には練習が必要ですが、明快な発音のおかげで学習者は大きなアドバンテージを得られます。あなたの体験談は、言語を学ぶことがいかに自信を育て、新しい文化とつながり、失敗への恐れをなくしてくれるかを示す素晴らしい例です。