ごあいさつ

ごあいさつ

鈴木 典比古
公立大学法人国際教養大学 理事長・学長

 2004年、国際教養大学は全国初の公立大学法人として秋田県により設立されました。キャンパスは秋田空港近くの山間に位置し、ミネソタ州立大学秋田校(MSU-A)の跡地を利用しており、「授業はすべて英語」「教員の半数が外国人」「入学後1年間は義務寮」「1年間の留学必修」「24時間365日開館の図書館」といった教育の特長が注目され、短期間で偏差値、教育満足度、就職率等において日本でトップクラスとなり、秋田にあって全都道府県から学生が集まる全国区の大学になりました。これは歴史と伝統を重んじる日本において極めて異例であり、地方創生のモデルと言われています。

 また、「交換留学制度のもと、約30カ国・地域からの留学生がキャンパス内で約3割を占めている」という特長も欠くことはできません。海外の提携大学から交換留学生を毎年継続的に受け入れるために、教育の質や生活システムの維持・改善などに多大な努力が注ぎ込まれています。

 さらに、日本の大学では考えられないほど学生が勉強することも本学の大きな特長であり、誇りであります。宿題やグループワークを夜中まで行うため、ほとんどの学生が2年目以降もキャンパス内のアパートに留学生とともに居住しています。この国際性に富んだ「学修・生活一体型キャンパス」こそが、学生間の異文化理解、深い友情、頑張る文化、すなわち“AIU SPIRIT”を生み出す、本学にとって最も重要な基盤となっています。

 しかし、実際にキャンパスに目を向けると、2008年以降に建築された図書館、SUDA HALL(多目的ホール)、講義棟、学生アパート(グローバルヴィレッジ、さくらヴィレッジ)を除き、管理棟は築40年以上、MSU-Aから引き継いだこまち寮、カフェテリア、ユニバーシティヴィレッジは築約30年となり、大学間競争が激しさを増す中、早急な対応が必要になっています。今回の記念事業では、2022年3月までの3年間で、2億円を目標とする寄附金募集活動を行い、特に老朽化が著しいユニバーシティヴィレッジの建替え等、グローバル・キャンパスの整備に努め、在学生の学修・生活環境の改善を図りたいと考えています。また、本学の教育のさらなる発展を目指し、科学関連分野の科目を充実させているところであり、それらの科目を学ぶ学生の修学支援、キャリア支援等にも充当させていただきます。

 卒業生の中には、十分に学修・生活環境が整わないまま本学を巣立った方もおられるでしょうが、在学中の後輩の学生生活と母校の持続的な発展を支えるため、是非御支援をお願いいたします。卒業生数がまだまだ少ないからこそ、皆様の結束に期待しております。「秋田の奇跡」とまで言われる国際教養大学は「学修・生活一体型キャンパス」における全人教育において日本の最先端を走り、我が国のグローバル教育を牽引することを期待されています。皆様のあたたかい御支援・御協力をよろしくお願い申し上げます。

 

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板垣 泰二朗(2期生)
一般社団法人国際教養大学同窓会 理事長

 2017年11月、国際教養大学同窓会は一般社団法人として生まれ変わりました。これは、我々同窓生同士の絆をより一層深め、一丸となって母校の発展を積極的に支援する活動を進めていくためです。今後、世代を超えてネットワークを強化し、同窓会が母校や在学生を支援する活動を積極的に展開して参ります。

 我々同窓生の母校に対する想いが、他大学とはまるで異なる特別なものであることを、社会に出て痛感している方も多いのではないでしょうか。秋田の山林に囲まれ、仲間とともに密度の濃い時間を過ごしたキャンパスは、一人ひとりの心に宿る第二の故郷であり、現在の自分を形作るDNAが生み出された場所でもあり、いつでも素の自分に戻れる精神的な支えのような役割を果たしています。

 国際教養大学の理念を共有する我々同総会は、今回の事業の趣旨に賛同し、母校が更なる発展を遂げ、グローバルリーダーとして活躍する人材を輩出し続けていくための財政的な支援を行います。より多くの同窓生による息の長い支援が何より肝要です。同窓会として力を合わせ、我々の大切な国際教養大学を一緒に支えていきましょう。

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