カリキュラム

英語集中プログラム

国際教養大学に入学すると最初に英語集中プログラム(EAP)でアカデミック・イングリッシュを学びます。本学や留学先の大学において、英語で行われる講義を聴き、理解し、自らの考えを発信して、論文をまとめるなど、学問を深めていくために必要な英語力を修得します。

特色1:学生の力に合わせたレベル分け

入学時の学生の英語能力は一様ではありません。そのため、新入生は入学後すぐ、授業が始まる前に学術的な英語力を測るテスト(TOEFL ITP® TEST)を受けます。EAPでは、このテストの結果を目安に3つのレベル(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)にクラスを分けて、個々の学生の力に合った教授法により効率よく力を伸ばしていきます。

Ⅲより高いレベルの英語能力を持ち、一定の条件を満たした新入生は、EAPⅠ~Ⅲの履修を免除され、代わりに高校から大学教育への“橋渡し”となる導入教育「EAPブリッジ・プログラム」で、本学の教養教育で必要となる学修スキルを修得しながら、基盤教育の特定の科目を履修します。

EAPの進級・修了には、TOEFL®TESTのスコア、各クラスの出席や成績など定められた要件を満たす必要があります。

特色2:「英語で学ぶ」ための英語を学ぶ

授業は、各レベルともWriting、Reading、Listening&Speakingのコースを中心に構成されており、外国人を中心とした教員の指導のもと、学術的な題材を扱いながら、この4技能を伸ばしていきます。人文科学、自然科学、社会科学など幅広いテーマの読解や作文、また、ニュース・新聞などのメディアの資料を使い、時事問題についてのプレゼンテーションや議論など、内容も重視して実践的に学びます。EAPⅡ・Ⅲの学生は、EAPの他に基盤教育から1~2科目を履修でき、EAPで学術英語力を修得しながら「英語で学ぶ」ステージに段階的に入ることができます。

EAPを修了する頃には、講義を聴く、ノートをとる、内容を理解してそれをもとに自分で考える、自分が考えたことを発表する、討論する、レポートや論文として作成するなど、大学で学ぶために必要なことが英語でできるようになります。「英語で学ぶ」準備が整い、次のステージ「基盤教育(BE)」へと進みます。

特色3:自らの目標に向かって努力する「自主言語学修」

EAPのカリキュラムには授業の補足として「自主言語学修」が含まれています。例えば、ディスカッションで使用する教材の準備や、授業外に週3時間以上英語で多読することが求められます。このような課題に能動的に取り組むためのサポートとして、言語異文化学修センター(LDIC)では、学生が自主的かつ活発に言語学修を進めるために必要な教材や設備を提供しています。さらに、授業の一環として行われる「自己学修プロジェクト」を通し、自分自身の学修に責任を持つ姿勢を身に付け、英語のスキルアップと同時に、言語学修への理解を深めます。この経験は、基盤教育で選択する英語以外の外国語科目や留学先の言語の学修など、自主的かつ効果的にLDICを活用し、学びを継続する能動的言語学修者になることへとつながります。

教員からのメッセージ

教員からのメッセージ

Welcome to the EAP Program of Akita International University

The English for Academic Purposes (EAP) program is the first phase of a student’s experience at Akita International University. As all degree-related classes are taught in English at AIU, a high level of fluency in English is necessary for students to thrive. Students focus on intensive study of the language in the EAP stage of their curriculum. The goals of the program are (1) to encourage mastery of the spoken and written forms of academic English to enable students to study liberal arts at the university level, and (2) to help inculcate a global perspective in students that will allow them to succeed within the multi-cultural dynamic of AIU.

In the pursuit of these ambitious goals, students work with an international team of EAP instructors. In their EAP courses they write academic papers, make presentations, and read and analyze university level texts. They learn to function as linguistically and culturally competent members of an international community of scholars. They will celebrate their experience with the EAP program as being a significant stage in the process of their success at Akita International University.

パトリック・ドーティ Dr. Patrick DOUGHERTY
英語集中プログラム・外国語教育代表/教授

教員紹介

教員紹介

Prior to joining AIU in 2012, I spent 15 years teaching in England, China and Japan at universities, private language schools and high schools. My students have ranged from school children and university students to bankers and military personnel. These diverse experiences convinced me that successful learning occurs when students are highly motivated and are able to engage in their learning in active and creative ways. Consequently, for the last few years I have been researching techniques designed to motivate students, develop their creativity, engage their critical thinking skills and deepen their learning. Based on this research,I have published a number of papers and regularly present at international conferences.

未来のAIU生へのメッセージ

At AIU you will be immersed in a study environment that challenges you to your utmost. You will be required to give effective presentations, engage in debates, write logically structured essays and develop critical thinking skills to a level you have probably not experienced before. If you are prepared to work very hard to make the most of this opportunity, AIU is the right choice for you.

ジェイムズ・リード Prof. James REID
アカデミック・リーディングほか 担当/講師

学生紹介

学生紹介

本学への志望動機は何ですか?

リベラルアーツ教育、一つの分野に捉われない幅広い学びに興味がありました。世界は元々一つのものからできているわけではなく、多種多彩なものが絡み合って成り立っています。その中の一つだけに焦点を当てるのではなく、あらゆることに着眼し、その上で自分自身とは何かを創り上げたいという考えのもと、学ぶ中で様々な領域の世界がお互いに混じり合っていることに気づきました。歴史と経済、数学と音楽、宗教と政治・・・。AIUでの学びならば、それらを分離したものと捉えるのではなく、繋がりとして見られるようになるのではないか。そう思い、AIUを志望しました。

EAPの授業は大変ですか?

課題の量が多く、なかなか自分の時間を取れないときがあります。エッセイからプレゼンテーション用のスライド作り、グループワークのミーティング、定期的に行われるテストに向けての復習など、授業に出る以外にも様々な面で勉学に時間をかけます。また授業内ではディスカッションに積極的に参加したり、皆の前でプレゼンテーションを行ったりなどもあり、大変ではありますが、同時に自分を試す試練にもなります。英語で表現する力、人前でスピーチをする積極性など、BEへ移行する前の基礎となる様々な要素を身につけることができます。

特に印象に残った授業は何ですか?

「EAP アカデミック・リーディング」です。テキストの各チャプターを熟読し、クラスメイト2~4人がグループとなって、その内容をまとめて20~40分間ほどクラスを仕切る、というものですが、全体的に実行力が身についたと感じます。パワーポイントのスライドをいかにして分かりやすく、かつオーディエンスにとって楽しめるように作りこめるか。クラスメートにディスカッションをさせる際、どのようなテーマにすればより議論が活発になるか。受身でただ聞いているのではなく、”創る側”としてクラスに参加する。自分から積極的に動く力が身についたと思います。

自分の成長をどのように感じましたか?

私は高校に通わずにここへ来ました。同級生という存在もなく過ごしてきたため、入学した当初は周りの人とどう関わるかにとても当惑していました。しかしEAPに入ってから、同じ仲間と授業を受け、一緒にグループワークをして励んでいるうちに、仲間と一緒に何かをやること、連帯感を学びました。AIUがとても小規模な大学であるのに加え、入学してから1年間は皆が同じ寮に住むことになるため、そうした仲間たちとは日常的に顔を合わせることになります。そのことに大変さもあります。しかし自分を助けてくれる存在でもあり、人と繋がることを学べたのが自分にはとても大きなことでした。

本学を目指す皆さんに伝えたいこと

学びとは、ただ人の話を黙々と聞いてそれをただ受け入れることではないと思っています。自分が疑問に思ったことは自分が納得するまで追究するべきだし、そうしてこそ他人任せではない、強い確信を持った自己が成り立つものです。AIUの授業では聴講するだけではなく、自分から積極的に疑問を投げかけること、ディスカッションに参加する意思を持って授業に臨むことが大事です。大学に入る前に、改めて”学び”の意味を考えてみてはどうでしょうか。

藤井 一樹 Kazuki FUJII (東京都/2015年入学)