学生寮・学生宿舎
学生は、先輩・後輩や留学生との共同生活を通して、グローバルコミュニティで生活する術を学びます。コミュニティで一人ひとりが心地良く生活するためには、『調和』、つまり文化や生活習慣の違いを相互に認め理解し、相手を敬い助け合う姿勢が求められます。そのためには、規則の遵守や、忍耐、他者に意見する勇気も必要です。学生寮・学生宿舎は、単なる生活の場ではなく、授業では決して学ぶことのできない多くのことを得られる場なのです。
学生の88%が、キャンパス内の学生寮・学生宿舎で生活(平常時)
学生寮 Student Dormitory
国際教養大学の新入生は、全員、入学から1年間を大学の敷地内にある学生寮「こまち寮」で生活します。「なぜ今、寮生活なのか?」と疑問を抱かれる方もいるでしょう。しかし、本学では、寮生活も大切な国際教養教育の一部であると考えています。こまち寮では、日本全国から集まる学生のほかにも、世界各国・地域からの留学生が生活しています。共同生活では窮屈に感じることもあるでしょう。しかし、同世代の仲間たちがひとつ屋根の下で暮らすことで、社会性やたくましさが身につきます。困難と遭遇するたびに、学生たちは自分自身と向き合い、仲間たち、そして大学の教職員と力を合わせて問題を解決する術を学んでいきます。この問題解決能力こそが、「なぜ今、寮生活なのか?」という疑問への答えであり、本学が育成する「世界を舞台に活躍する人材」に不可欠な資質なのです。
こまち寮








ダブル仕様 ※原則、2人部屋として使用
部屋数 | 160室+バリアフリー4室 |
間取り | 14㎡(居室) |
家賃 | 28,000円~30,000円 |
※寮生活では、ミールプラン(朝昼夕の食事)の購入が必須となっています。春学期(4カ月)と秋学期(4カ月)は、ミールプランの食事が提供されます。GW、夏休み、年末年始、冬期間(1月から3月)などの食事は含まれていません。ミールプラン金額:約250,000円(春学期+秋学期)
※光熱水費、インターネット使用料含む。
※在学中に寮費が改定された場合は、改定時から新しい金額が適用されます。
寮生活体験談
寮生活「だからこそ」得られる経験と仲間
私は寮生活の魅力に惹かれ、AIUへの入学を決意しました。自室のドアを開けるとすぐ隣に友だちの部屋があり、一緒に勉強をしたり他愛のない話をしたりする生活は、まるで毎日が修学旅行のようでした。こまち寮にあるロビーでは、授業の課題であるグループプレゼンテーションのための話し合いをしたり、みんなでオリンピックや甲子園を観戦したりと、同じ建物に住んでいるからこそ経験できる日常が、ここには凝縮されています。寮での共同生活を通じて、時に大変とも感じるAIUでの生活を互いに支え合い、夢や自分の好きなこと、価値観などを真剣に語り合える、かけがえのない仲間と出会うことができました。

三浦 伶大馬 Reoma MIURA(秋田県/2021年入学)
学生宿舎 Student Apartments
キャンパス内には、こまち寮のほか、学生宿舎として、グローバルヴィレッジ、さくらヴィレッジ、2022年3月に完成したつばきヴィレッジがあり、1年間の寮生活を終えた学生や留学生が入居しています。学生たちはキャンパス内で互いに刺激し合いながら、24時間、勉強やクラブ活動などに励んでいます。
つばきヴィレッジ(12名の学生によるシェアハウス形式)
2022年にオープンしたつばきヴィレッジは12の居室と共有スペースを備えた宿舎です。


さくらヴィレッジ(3名の学生によるシェアハウス形式)


シングル仕様
部屋数 | 105室+バリアフリー2室 |
間取り | 53㎡(DK+居室9㎡×3) |
家賃 | 48,000~50,000円 |
※家賃:1人あたり/月
※光熱水費、インターネット使用料含む。
※退去時に清掃費用を別途お支払いいただきます。(2023年度)
※在学中に寮費が改定された場合は、改定時から新しい金額が適用されます。
グローバルヴィレッジ


シングル仕様
部屋数 | 100室+バリアフリー4室 |
間取り | 20㎡(K+居室9㎡) |
家賃 | 52,000~54,000円 |
ダブル仕様
部屋数 | 92室 |
間取り | 26㎡(K+居室13㎡) |
家賃 | 31,000~33,000円 |
※学生宿舎は受入留学生が特に多くなった場合、すべての正規学生が入居できない場合があります。その場合は、抽選を行い、民間のアパート等を探していただきます。
寮生活体験談
かけがえのない仲間との楽しい時間
アメリカ、台湾、韓国、オーストラリア、タイ、カナダ、フィンランドからの留学生とつばきヴィレッジで共同生活をしています。12人で生活をしているため、お互いに快適に過ごせるよう、掃除の分担など、一緒に暮らすうえでのルールをしっかり決めています。共有スペースでは、それぞれの国の料理を披露したり、お互いの言語を教え合うなど、とても明るい雰囲気で、またそれぞれに個室もあるため、勉強や自分の時間もしっかり確保できています。主に英語を使ってコミュニケーションを取っているので、普段の生活でも英語力を向上させることができます。共同生活だからこそ、かけがえのない仲間と出会い、ともに楽しい時間を過ごせることをとても嬉しく感じています。

瀬尾 美月 Mitsuki SEO(東京都/2020年入学)

レジデント・アシスタント(RA)
寮・宿舎生活をRAがサポート学生寮および学生宿舎では、1年間の寮生活を既に経験し、新入生のお手本となる先輩たちが、レジデント・アシスタント(RA:通称アール・エー)としてともに生活します。RAは、居住者のキャンパス内での生活が快適になるように行動し、居住者同士のコミュニケーションが活発に行われるような環境を築くためのサポートをします。
テーマ別ハウス群 Themed Houses
国際教養大学では、スーパーグローバル大学創成支援事業の取り組みの一つとして、24時間リベラルアーツ教育の推進を目指す「テーマ別ハウス」を実施しています。