国際教養大学のカリキュラムは、「応用国際教養教育(AILA: Applied International Liberal Arts)」という考えのもとで組み立てられています。それはいわば、統合知と人間力が相互に作用しながら、国際教養大学が考えるグローバルリーダーを育成するための「しくみ」なのです。
このページでは本学が提供する、統合知と人間力を育てるしくみについて、実際に学生が経験するであろう学びの流れに沿ってご紹介します。
英語で行われる授業で積極的に学び、参加できるように、学生たちはまず、英語集中プログラム(EAP)で学術英語を徹底的に鍛えます。EAPのクラス分けは、入学して最初に受けるTOEFL® TESTの結果に応じて行われます。(9単位以上。EAPブリッジ・コースを履修する場合は3単位)
クラスレベル | EAPⅠ(9単位)TOEFL ITP® TEST 479点以下 | ||
---|---|---|---|
Reading | ◎内容理解力を高める ◎読むスピードを上げる ◎頻出度の高い語彙を使う能力を伸ばす |
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Writing | ◎基本的なライティング技術を学ぶ ◎単文の文法を復習する ◎パラグラフを書く練習をする |
||
Listening & Speaking | ◎公的場面と日常生活でのコミュニケーションスキルを高める | ||
Computer Basics | 大学の授業に必要なコンピュータを使う能力を育成する | ||
TOEFL®TEST Preparation | TOEFL®TEST受験の準備をサポートし、テストに含まれる全スキルを向上させる |
クラスレベル | EAPⅡ(9単位)TOEFL ITP® TEST480点~499点 | ||
---|---|---|---|
Reading | ◎最頻出英単語2,000語をマスターする ◎内容の要点や話の筋を見極める ◎読み物に対する自分の意見や感情を説明する |
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Writing | ◎様々なライティングスキル・思考スキルを磨く ◎パラグラフを経てエッセイライティングへ移行する ◎論理的かつ読みやすい文章を書く |
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Listening & Speaking | ◎より学術的な内容でのコミュニケーションスキルを高める | ||
Computer Basics | 大学の授業に必要なコンピュータを使う能力を育成する | ||
TOEFL®TEST Preparation | TOEFL®TEST受験の準備をサポートし、テストに含まれる全スキルを向上させる |
クラスレベル | EAPⅢ(9単位)TOEFL ITP® 500点以上 | ||
---|---|---|---|
Reading | ◎大学レベルの課題に取り組むために必要な語彙力を身に付ける ◎批評的リーディング技術を磨く |
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Writing | ◎学術的なエッセイ、長文のライティングに取り組む ◎自己校正の練習やクラスでの意見交換をする ◎適切なスタイル・書き方を選択する |
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Listening & Speaking | ◎プレゼンテーションやデモンストレーションを行う ◎批判的思考に基づいたディスカッションを行う |
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Computer Basics | 大学の授業に必要なコンピュータを使う能力を育成する | ||
TOEFL®TEST Preparation | TOEFL®TEST受験の準備をサポートし、テストに含まれる全スキルを向上させる |
自分自身の文化的アイデンティティについて学び、それをもとに大学生活や周りの環境にどう適応するのかについて考えます。
入学後の1学期目に、ブリッジ・コースの他に基礎科目群の中から次の3科目を履修します。
アカデミック・リーディング (3単位) | 大学の授業で使われる様々な分野の文献を読みこなすための読解力、スピードを身に付ける。 | ||
英作文Ⅰ (3単位) | 700語~1,000語の小論文に取り組むなど、大学の授業に必要なライティングの実践スキルを学ぶ。 | ||
コンピュータ・リテラシー (3単位) | 社会でも役立つコンピュータの基礎知識と運用能力を習得する。 |
大学での学び方、基礎英語力、グローバル社会、キャリア形成等に関する基礎を身につけます。(30単位以上)
必修科目 | |||
---|---|---|---|
ENG100 | 英作文Ⅰ | ||
ENG101 | アカデミック・リーディング | ||
ENG150 | 英作文Ⅱと図書館調査手法序論 | ||
CCS100 | オリエンテーション | ||
CCS140 | キャリア・デザイン | ||
CCS160 | 留学セミナー | ||
IGS200 | グローバル研究概論 | ||
HPE110, 120, 130, 140, 145 | 体育実技 Ⅰ~Ⅴ | ||
HPE150 | 保健体育講義 |
選択必修科目 | |||
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CCS120 | コンピュータ・リテラシー | ||
CCS125 | プログラミング基礎 |
選択科目 | |||
---|---|---|---|
EAP107 | 英語発音矯正 | ||
CCS200 | インターンシップ | ||
CCS205, 210, 215 | 長期インターンシップ Ⅰ~Ⅲ |
幅広い知識とスキルを身につけ、教養専門科目群に進む基礎を築きます。(31単位以上)
クラスターの凡例
学びの切り口(分野):7つのクラスター
各科目はクラスターと呼ばれる学びの切り口(分野)に分類されています。複数の領域やクラスターにまたがっている科目では、学びの分野を相互に関係付けながら学際的な思考で学びます。
- Bビジネスクラスター
- E経済学クラスター
- Gグローバル社会クラスター
- P政治学と国際関係論クラスター
- Sサステナビリティクラスター
- H人、文化とコミュニケーションクラスター
- T科学技術と社会創生クラスター
青字で示した科目は後述の教養専門科目群と重複する科目です。
外国語 6単位以上 | |
---|---|
CHN100, 200 | 中国語 Ⅰ・Ⅱ |
CHN101, 201 | 中国語 Ⅰ 実践・Ⅱ 実践 |
FRN100, 200 | フランス語 Ⅰ ・Ⅱ |
FRN101, 201 | フランス語 Ⅰ 実践・Ⅱ 実践 |
KRN100, 200 | 韓国語 Ⅰ・Ⅱ |
KRN101, 201 | 韓国語 Ⅰ 実践・Ⅱ 実践 |
RUS100, 200 | ロシア語 Ⅰ ・Ⅱ |
RUS101, 201 | ロシア語 Ⅰ 実践・Ⅱ 実践 |
SPN100, 200 | スペイン語 Ⅰ ・Ⅱ |
SPN101, 201 | スペイン語 Ⅰ 実践・Ⅱ 実践 |
社会科学 6単位以上 | ||
---|---|---|
ANT150 | 文化人類学 | G S H |
EDU151 | 教育制度論 | G |
ENV100 | 環境科学 | S |
GEO150 | 人文地理学 | G S |
GEO160 | 自然地理学 | G S |
HIS101 | 世界史Ⅰ | P |
HIS102 | 世界史Ⅱ | P S H |
PLS150 | 政治学 | P |
PSY150 | 心理学 | H |
SOC150 | 社会学 | G |
ANT230 | 先史考古学と日本人エスニシティ論 | H |
COM260 | 報道メディアと文化とイデオロギー | H |
ECN210 | 経済学原理ミクロ | B E S |
ECN230 | 国際財務管理 | B E |
GEO220 | 北アメリカの地理 | G |
GEO240 | 東アジアの地理 | G |
GND200 | ジェンダー学概論 | G |
PLS210 | 国際関係論 | P |
PLS220 | 政治思想概論 | P |
PLS245 | 国際法と国際機構 | P |
SOC280 | 国際協力・開発論 Ⅰ | P S |
SOC285 | 地域発展論 | G S |
SOC290 | メディア・リテラシー | H |
SUS200 | 持続可能な未来 | S |
人文社会 6単位以上 | ||
---|---|---|
ART150 | 美術史 | H |
ART161 | 美術実技 Ⅰ ガラス細工 | H |
ENG102 | スピーチ・コミュニケーションの基礎 | H |
ENG103 | グローバルイシュー分析と討議 | H |
ENG110 | 英語文学 | H |
ENG115 | 叙事詩から始まる文学 | H |
ENG120 | 英語学概論 | H |
ENG121 | 英語教育教材としての民衆文化 | H |
ENG170 | プロフェッショナル・ライティング | H |
ENG171 | ビジネス現場のデジタル・コミュニケーション | H T |
ENG172 | ニュースの英語 | H |
ENG175 | コミュニケーションと演劇 | H T |
ENG180 | 言語学 | H |
ENG181 | 社会言語学 | H |
HUM120 | 批判的思考とディベート | H |
PHI150 | 西洋思想文化 | H T |
PHI160 | 東洋思想文化 | H |
COM250 | 異文化間コミュニケーション | H |
ENG200 | 応用言語学 | H |
ENG211 | 世界の英語文学 | H |
ENG260 | クリエイティブ・ライティング | H |
ENG270 | 国際ニュースのディベート | P H |
ENG275 | 国際ニュースの実践的聴取 | P H |
HUM230 | 科学史と科学哲学 | H T |
HUM260 | 修辞学 | H |
MUS230 | クラシック音楽の聴き方 | H |
MUS231, 232, 233 | 初級ヴァイオリン実技 Ⅰ~Ⅲ | H |
MUS250 | 生きるための音楽 | H |
PHI200 | 理論哲学 | H |
PHI210 | 実践哲学 | H |
日本研究 6単位以上 | ||
---|---|---|
JAS115 | 日本伝統文化 Ⅰ | H |
JAS135 | 日本伝統文化 Ⅱ | H |
JAS200 | 日本の文学 | H |
JAS201 | 日本史 Ⅰ | P |
JAS202 | 日本史 Ⅱ | P |
JAS220 | 日本の政治 | P |
JAS225 | 日本国憲法と法 | P |
JAS325 | 日本の外交政策 | P |
JAS250 | 日本社会概論 | G |
JAS275 | 日本映画 Ⅰ | H |
ANT300 | 人間のあり方と自己:文化人類学の視点から | G H |
ART300 | 世界の中の日本美術 | H |
ECN315 | 日本金融と実践 | B |
ECN343 | 日本のビジネス文化 | B |
JAS280 | 秋田学Ⅰ:秋田学入門 | S |
JAS305 | 日本における宗教 | H |
JAS310 | 異文化理解の視点から見る日本の社会と文化 | H |
JAS352 | 日本語言語学 | H |
JAS367 | 近代日本社会文化史 | H |
JAS370 | 現代日本の視覚文化 | H |
JAS375 | 日本映画 Ⅱ | H |
JAS380 | 秋田学Ⅱ | S |
JAS385 | 遺産観光論:持続可能な東北観光(JR東日本寄附講座) | S |
JAS395 | 日本先史考古学演習 | H |
PLS340 | 日米関係論 | P |
PLS362 | 日中関係論 | P |
自然科学 4単位以上 | ||
---|---|---|
BIO205 | バイオテクノロジー演習 | |
CHM100 | 化学入門 | |
CHM105 | 化学実験 | |
PHY100 | 物理学入門 | |
PHY105 | 物理実験 | |
BIO100 | 生物学入門 | S |
BIO105 | 生物実験 | S |
数学 3単位以上 | ||
---|---|---|
MAT100 | 教養数学 | T |
MAT150 | 代数学 | B E |
MAT200 | 統計学 | B E T |
MAT240 | デジタル世界の数学 | T |
MAT250 | 微積分学 | B E T |
日本語教育副専攻 | |||
---|---|---|---|
次の条件を満たすことにより、副専攻の取得が可能です。 | |||
必修科目 | 15単位以上 | ||
選択科目 | 12単位以上 | ||
履修科目のGPA(成績評価平均点)3.00以上 |
教職課程※ | |||
---|---|---|---|
TLP110 | 現代社会の教育基礎論 | ||
TLP120 | 教育心理学 | ||
TLP130 | 教職概論 | ||
TLP140 | 教育課程の理論と実践 | ||
TLP150 | 英語科教育法 Ⅰ | ||
TLP160 | 特別支援教育論 | ||
TLP210 | 特別活動の研究 | ||
TLP220 | 教育方法論 | ||
TLP230 | 生徒指導・進路指導論 | ||
TLP240 | 教育相談 | ||
TLP250 | 英語科教育法 Ⅱ | ||
TLP260 | 特別活動及び総合的な学習の時間の指導法 | ||
TLP310 | 教育実習 | ||
TLP330 | 教職実践演習 | ||
※教育実習を除き、卒業単位には含まれません。 |
「学びの軸足」となる領域を選択し、様々な「切り口(分野)」で学びを深めます。(48単位以上)
1年間の留学が義務
留学の「中身」こそが成長の鍵。団体ではなく「少人数」で、そして語学留学とは違いあくまでも「専門科目を修得しながら英語や第三言語の力を磨く留学」。
留学要件
- TOEFL ITP® TEST 550点相当以上
- GPA(成績評価平均点)2.50以上
グローバル化の進展により、企業活動は拡大・複雑化の度合いを増しています。変化が加速し、不確実性が増していく現代において、企業が社会に有用な財・サービスを持続的に提供していくためには、ニーズを地域規模、そして地球規模で的確に把握しつつ戦略を策定しなければいけません。本領域では、これに対応すべく経済学およびビジネスを中心に幅広い教育を提供し、創造力、批判的思考力、そして、グローバルな視点を備えた人材を育成します。
青字で示した科目は教養基盤科目群と教養専門科目群の両方を満たす科目です。
MAT150 | 代数学 | B E |
ECN205 | 経済学の数学的方法 | E T |
ECN210 | 経済学原理ミクロ | B E S |
ECN220 | 経済データ分析 | E T |
ECN230 | 国際財務管理 | B E |
ECN240 | 国際ビジネス | B |
ECN250 | 経営における意思決定の基礎 | B |
ECN260 | 組織行動論 | B |
ECN270 | マーケティング原理 | B H |
MAT200 | 統計学 | B E T |
MAT250 | 微積分学 | B E T |
ECN300 | マネージメント原理と実践 | B |
ECN301 | 金融理論と応用 | B |
ECN305 | 経済学原理マクロ | B E S |
ECN308 | 流通論 | B |
ECN309 | 国際ビジネスロー | B |
ECN310 | 会計学 | B |
ECN312 | 財務会計 | B |
ECN314 | 管理会計 | B |
ECN315 | 日本金融と実践 | B |
ECN316 | マーケティングと数量分析 | B |
ECN317 | 消費者行動 | B |
ECN318 | グローバル・マーケティング | B |
ECN320 | 国際貿易論 | E |
ECN321 | 産業組織論 | E |
ECN323 | 貨幣、銀行と金融市場 | E |
ECN325 | 開発経済学 | E |
ECN327 | 計量経済学 | E |
ECN328 | 中級ミクロ経済学 | E |
ECN330 | 企業財務 | B |
ECN334 | 戦略的マネージメント | B |
ECN337 | 技術と社会 | B T |
ECN338 | 時系列分析 | E |
ECN343 | 日本のビジネス文化 | B |
ECN344 | エコビジネスとサステイナビリティ | B S |
ECN347 | ポートフォリオマネジメント | B |
ECN348 | 行動ファイナンス | B |
ECN353 | MBAエッセンシャルズ | B |
ECN366 | 中級マクロ経済学 | E |
ECN367 | オープンマクロ経済学 | E |
ECN368 | 環境経済学 | E S |
ECN390 | 企業のサステナビリティ戦略 | B S |
ECN391 | デジタル・マーケティング戦略 | B |
ECN260 組織行動論
ビジネス社会や企業活動の多くは、現実には組織としての決定や動きの中で行われています。本科目では、組織を構成する個人の行動や動機付け、個人と集団の関係など、人間行動と心理に関する視点を学びます。予測不能な変動の時代を生きるグローバルリーダーを考える上で有益な視点を得ることもできるでしょう。
ECN316 マーケティングと数量分析
モノを生産しただけでは、販売することはできません。複雑性を増す激動のビジネス社会で、顧客が本当に求めているニーズを把握することが大切です。本科目では、消費者の行動や市場に関するデータを分析する基本を学びつつ、それを販売戦略に生かすことを目指します。こうした手法は、企業だけでなく地域社会の様々な活動等で応用されていくでしょう。
ECN230 国際財務管理
グローバルな企業活動を把握して、経営戦略の策定をするには、企業の資金調達や運用、企業を取り巻く国際金融市場全体の動きを正しく理解していることが求められます。さらに、金融を学ぶことは、不確実性やリスクへの対応の方法を学ぶことでもあります。こうした知識は、ビジネスや経済学に関する各専門分野を学ぶ上で必要となります。
グローバル化を生き抜くためには、広範な知識に裏打ちされた論理的かつ創造的な思考力・発想力を身につけなければなりません。そこで、本領域では学生に対して、各国や各地域の歴史、文化、社会、政治、経済をはじめ、多国家間・地域間の関係、国際機関・国際組織の機能と役割、地球規模の現象や問題に関するさまざまな授業科目を履修することを求めます。学生は、知識の蓄積と深化に努めるとともに、学修活動への積極的参加を通して、従来の発想や価値観にとらわれない柔軟な考察・分析力を磨いていきます。
青字で示した科目は教養基盤科目群と教養専門科目群の両方を満たす科目です。
ANT150 | 文化人類学 | G S H |
BIO100 | 生物学入門 | S |
BIO105 | 生物実験 | S |
EDU151 | 教育制度論 | G |
ENV100 | 環境科学 | S |
GEO150 | 人文地理学 | G S |
GEO160 | 自然地理学 | G S |
HIS101 | 世界史Ⅰ | P |
HIS102 | 世界史Ⅱ | P S H |
PLS150 | 政治学 | P |
SOC150 | 社会学 | G |
ECN210 | 経済学原理ミクロ | B E S |
ENG270 | 国際ニュースのディベート | P H |
ENG275 | 国際ニュースの実践的聴取 | P H |
GEO220 | 北アメリカの地理 | G |
GEO240 | 東アジアの地理 | G |
GEO260 | 都市地理学 | G S |
GEO270 | 村落地理学 | G S |
GND200 | ジェンダー学概論 | G |
HIS210 | アメリカ史 | P |
HIS290 | 中国近現代史 | P |
HIS296 | 朝鮮近現代史 | P |
HIS297 | モンゴル近現代史 | P |
HIS298 | 欧州近現代史 | P |
JAS201 | 日本史 Ⅰ | P |
JAS202 | 日本史 Ⅱ | P |
JAS220 | 日本の政治 | P |
JAS225 | 日本国憲法と法 | P |
JAS250 | 日本社会概論 | G |
JAS280 | 秋田学Ⅰ | S |
PLS210 | 国際関係論 | P |
PLS220 | 政治思想概論 | P |
PLS245 | 国際法と国際機構 | P |
PLS250 | ネーションとナショナリズム | P |
PLS260 | 比較政治論 | P |
PLS280 | アメリカの政治システム | P |
PLS285 | 欧州の政治システム | P |
SOC200 | 社会科学調査法 | G P S |
SOC280 | 国際協力・開発論 Ⅰ | P S |
SOC285 | 地域発展論 | G S |
SUS200 | 持続可能な未来 | S |
ANT300 | 人間のあり方と自己:文化人類学の視点から | G H |
DGT330 | 人工知能と人類 | G T |
ECN305 | 経済学原理マクロ | B E S |
ECN344 | エコビジネスとサステイナビリティ | B S |
ECN365 | EUの政治と経済 | P |
ECN368 | 環境経済学 | E S |
ECN390 | 企業のサステナビリティ戦略 | B S |
ENV320 | 国際環境科学 | S |
GEO300 | 地域多様性論< | G |
GSP335 | グリーン・エコノミーへの多角的アプローチ(PBL) | S |
GSP395 | 日本とタイにおける持続可能な地域発展の研究(PBL) | S |
HIS355 | 環大西洋米欧交流史 | P |
IST391 | EU学への招待 | P |
JAS325 | 日本の外交政策 | P |
JAS380 | 秋田学Ⅱ | S |
JAS385 | 遺産観光論:持続可能な東北観光(JR東日本寄附講座) | S |
PLS340 | 日米関係論 | P |
PLS360 | 近代中国の政治と思想 | P |
PLS361 | 中国の外交政策 | P |
PLS362 | 日中関係論 | P |
PLS363 | 韓国開発政治論 | P |
PLS367 | 東南アジアの政治と社会 | P |
PLS375 | トランスナショナル法 | P |
PLS376 | 国際組織の法と政治 | P |
PLS377 | 国家と市場 | P |
PLS378 | 国際安全保障 | P |
PLS380 | 国境と人の移動 | G P |
PLS381 | 国際強制移動学 | G P |
PLS385 | 社会運動 | G P T |
PLS386 | 政治的コミュニケーション | P H |
PLS387 | ビジュアル・ポリティクス | P H T |
PLS390 | アメリカの外交政策 | P |
PSY310 | サイバー心理学 | G T |
SOC310 | グローバル化時代における社会的課題 | G |
SOC320 | 西洋における子供観の歴史的変遷 | G |
SOC325 | 農村社会学 | G S |
SOC365 | 中国現代社会 | G P |
SOC370 | マスメディアと社会 | G H |
SOC371 | グローバルメディア | G H |
SOC385 | ロシア現代社会 | G P |
SUS300 | サステイナビリティ学の経験的概念と方法論 | S |
SUS310 | コンサベーションと持続可能な開発 | S |
SUS370 | サステイナビリティ学におけるリモートセンシング技術の応用 | S T |
SOC310 グローバル化時代における社会的課題
グローバル化が進展する今日の世界には、数えきれないほどのさまざまな社会問題が存在しています。本科目では、一つの国家や地域に焦点を当てるのではなく、格差や貧困、環境、人の移動、宗教・イデオロギー、ジェンダー等、世界各国・地域、更には全地球的規模で発生している問題について理解を深め、その解決策について議論を試みます。
SUS200 持続可能な未来
現在、我々は幾何級数的人口増加に伴い、エネルギー、鉱物、水、食料資源の枯渇といった人類の生存を根本から脅かす課題群に直面しています。さらに気候変動による異常気象の頻発、感染症の拡大なども深刻化し、将来世代の存続を真剣に検討しなければならなくなっています。このような状況に対応すべく国連は17からなる持続可能な発展目標を掲げ、マクロ・ミクロレベルでの対応を各国政府が主体となって取り組んでいます。本科目では持続可能な未来構築に向けて何をどのように理解し、そして何をすべきかを多元的側面から学びます。
人類は有史以来、言語やコミュニケーション手段を発達させながら多様な文化を育んできました。一方で近年はデジタル技術やAI、ビックデータ等、各種技術の飛躍的な発展が私たちの生活や社会に大きな変化をもたらしています。本領域では、文化や文学、哲学といった生きることの意味や価値を追求する人文科学と、私たちの現代社会に急速に浸透しつつあるAIや最先端技術を同じ土俵で学修します。分野の違うこれらの科目を接続させながら学ぶことにより、ますます発展するであろう各種技術が私たちの日常生活、政治、経済に及ぼす影響を多角的な視点で分析し、そして、それらをどのように活用しつつこれからの社会を創造していくのかを洞察する力を身につけます。
青字で示した科目は教養基盤科目群と教養専門科目群の両方を満たす科目です。
ANT150 | 文化人類学 | G S H |
ART150 | 美術史 | H |
ART161 | 美術実技 Ⅰ ガラス細工 | H |
CCS125 | プログラミング基礎 | T |
DGT150 | デジタル時代の重要課題 | T |
ENG102 | スピーチ・コミュニケーションの基礎 | H |
ENG103 | グローバルイシュー分析と討議 | H |
ENG110 | 英語文学 | H |
ENG115 | 叙事詩から始まる文学 | H |
ENG120 | 英語学概論 | H |
ENG121 | 英語教育教材としての民衆文化 | H |
ENG170 | プロフェッショナル・ライティング | H |
ENG171 | ビジネス現場のデジタル・コミュニケーション | H T |
ENG172 | ニュースの英語 | H |
ENG175 | コミュニケーションと演劇 | H T |
ENG180 | 言語学 | H |
ENG181 | 社会言語学 | H |
HIS101 | 世界史Ⅰ | P |
HIS102 | 世界史Ⅱ | P S H |
HUM120 | 批判的思考とディベート | H |
JAS115 | 日本伝統文化 Ⅰ | H |
JAS135 | 日本伝統文化 Ⅱ | H |
MAT100 | 教養数学 | T |
PHI150 | 西洋思想文化 | H T |
PHI160 | 東洋思想文化 | H |
PSY150 | 心理学 | H |
ANT230 | 先史考古学と日本人エスニシティ論 | H |
COM250 | 異文化間コミュニケーション | H |
COM260 | 報道メディアと文化とイデオロギー | H |
COM280 | 科学コミュニケーション | H T |
DGT200 | 学習と科学技術 | T |
DGT220 | デジタルストーリーテリング | H T |
ECN205 | 経済学の数学的方法 | E T |
ECN220 | 経済データ分析 | E T |
ECN270 | マーケティング原理 | B H |
ENG200 | 応用言語学 | H |
ENG211 | 世界の英語文学 | H |
ENG260 | クリエイティブ・ライティング | H |
ENG270 | 国際ニュースのディベート | P H |
ENG275 | 国際ニュースの実践的聴取 | P H |
HUM220 | 英米民衆文化論 | H |
HUM230 | 科学史と科学哲学 | H T |
HUM260 | 修辞学 | H |
INF260 | 情報科学 | T |
JAS200 | 日本の文学 | H |
JAS275 | 日本映画 Ⅰ | H |
MAT200 | 統計学 | B E T |
MAT230 | AI、ゲームと数学 | T |
MAT240 | デジタル世界の数学 | T |
MAT250 | 微積分学 | B E T |
MUS230 | クラシック音楽の聴き方 | H |
MUS231~233 | 初級ヴァイオリン実技 Ⅰ~Ⅲ | H |
MUS250 | 生きるための音楽 | H |
PHI200 | 理論哲学 | H |
PHI210 | 実践哲学 | H |
SOC290 | メディア・リテラシー | H |
ANT300 | 人間のあり方と自己:文化人類学の視点から | G H |
ART300 | 世界の中の日本美術 | H |
ART310 | 科学と芸術の文化史、理論、評論 | H T |
CCS320 | 機械学習とビッグデータ | T |
COM360 | 応用語用論 | H |
DGT300 | 学習とデザイン | T |
DGT320 | デジタル時代における意味構築 | H T |
DGT330 | 人工知能と人類 | G T |
ECN337 | 技術と社会 | B T |
ENG300 | グローバルコミュニケーション | H |
JAS305 | 日本における宗教 | H |
JAS310 | 異文化理解の視点から見る日本の社会と文化 | H |
JAS352 | 日本語言語学 | H |
JAS367 | 近代日本社会文化史 | H |
JAS370 | 現代日本の視覚文化 | H |
JAS375 | 日本映画 Ⅱ | H |
JAS395 | 日本先史考古学演習 | H |
MAT340 | 詩的プログラミング | T |
PHI300 | 比較哲学 | H |
PLS385 | 社会運動 | G P T |
PLS386 | 政治的コミュニケーション | P H |
PLS387 | ビジュアル・ポリティクス | P H T |
PSY310 | サイバー心理学 | G T |
SOC370 | マスメディアと社会 | G H |
SOC371 | グローバルメディア | G H |
SUS370 | サステイナビリティ学におけるリモートセンシング技術の応用 | S T |
DGT330 人工知能と人類
ゲームから自動車の運転、癌の診断から犯罪者の有罪判決まで、AI(人工知能)は人々の日常生活や社会でますます重要な役割を担いつつあります。 この科目では、AIの情勢と進化、そしてAIがもたらす影響を探ります。「インテリジェンス」とは何かについての哲学的思想に関する文献を読み、考え、議論することから始め、知的活動を実現しうるテクノロジーの検証、そしてこの分野のさらなる進歩への最新アプローチや課題について学びます。
ENG175 コミュニケーションと演劇
コミュニケーションには言語要素と非言語要素が必要です。コミュニケーションと演劇では体験的学習法を用いて環境、社会、文化、言語、デジタルの視点からグローバルなテーマを取り扱います。演劇を体験することによりグローバル市民について学ぶとともに創造的なタスクに協力して取り組むことで、効果的なコミュニケーションが取れる人材を目指します。英語でのコミュニケーションにて、自然に堂々と対応できるスキルを身に付けます。
総合セミナー Capstone Seminar
教養専⾨科⽬群の各領域での担当教員の指導の下、学⽣それぞれが⾃⾝の興味関⼼に沿ったテーマを選択し、論⽂を作成します。
グローバルリーダーが備えるべき資質として、独自のカリキュラムによる統合知の強化と同じくらいに国際教養大学が重視しているのが、人間力を育むことです。
人類が現在直面している諸課題は、どれも個人の知識のみで解決できるものではありません。いかに多くの共感・協力を得て、チームとして力を発揮できるかが、課題に向き合った時の成功のカギとなります。倫理観や自尊心、貢献の精神、忍耐力、社会性、自律性、そして多様性の理解と受容といった、グローバルリーダーとして備えるべき個人の人間的な資質を、国際教養大学では「人間力」と定義して、キャンパス内外での様々な取り組みや実践の場を通して学生の人間力を育みます。
世界に広がる200の提携大学などからの留学生が年間200名以上学んでいる国際教養大学のキャンパスは、「世界の縮図」ともいえる多文化共生空間を形成しています。学生たちは日々の授業はもちろんのこと、キャンパス内の学生寮・宿舎での生活や課外活動など、あらゆる面で多様な文化や価値観に触れ、理解し、共に生きることを体感します。
テーマ別ハウスによる24時間リベラルアーツ教育
特定のテーマのもと集まった日本人学生と留学生とがハウス(学生宿舎)で1学期間の共同生活を行い、それぞれのテーマに基づいた活動に取り組んでいます。
クラブ活動などの学生活動への積極的な参加は、充実した学生生活につながることはもちろん、人間関係や組織・社会への適応力も養います。好奇心旺盛で行動力のある学生が集まる国際教養大学では数多くの学生団体が設立されており、日本全国、世界各国・地域から集まった学生たちが日々、意欲的に活動し、学年や国籍の垣根を越えて交流を深めています。
1年間の留学を通じて国際教養大学の学生が得るのは、海外の一流大学での学びだけではありません。1つの提携大学に同時派遣されるのは基本的に1名であり、多い場合でも3名程度ですので、派遣された学生は授業だけでなく、日々の生活すべてを自分で切り拓いていくことになります。すべての学生が、世界各国の未来を担う優秀な若者たちと共に多彩な価値観に触れながら学び、生活し、そこから新しい理解が生まれる過程で、自分の国や自分自身を見つめ直し深く考える機会を得るのです。
国際教養大学では、ASEAN地域の提携校との国際協働PBL(Project-Based Learning:課題解決型科目)を実施しています。本学の学生と提携校の学生が一緒になって各地域の様々な課題に向き合います。異文化体験・交流を経ながら、文献資料や収集したデータの多角的分析に基づく考察力や課題に対する解決力を養うとともに、コミュニケーション能力や共同作業能力を身につける取り組みです。