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入学から卒業までの流れ

国際教養大学のカリキュラムは、「応用国際教養教育(AILA: Applied International Liberal Arts)」という考えのもとで組み立てられています。それはいわば、統合知と人間力が相互に作用しながら、国際教養大学が考えるグローバルリーダーを育成するための「しくみ」なのです。

統合知と人間力を育てる仕組みの図

統合知を育てるしくみ

AILA 1 基礎 基礎・表現力を育てる

英語4技能の徹底

  • 英語集中プログラムEnglish for Academic Purposes Program (EAP)

AILA 2 成長 調査・論理構成力

学際的な学び、
専門領域の選択

  • 基礎科目群Foundation Courses
  • 教養基盤科⽬群Core Liberal Arts Courses (CLA)

AILA 3 発展 分析・接続力

1年間の留学

  • 教養専門科目群Advanced Liberal Arts Courses (ALA)
  • グローバル・ビジネス領域Global Business Program (GB)
  • グローバル・スタディズ領域Global Studies Program (GS)
  • グローバル・コネクティビティ領域Global Connectivity Program (GC)

AILA 4 応用 総合力

卒業論文

  • 総合セミナーCapstone Seminar

教養専⾨科⽬群の各領域での担当教員の指導の下、学⽣それぞれが⾃⾝の興味関⼼に沿ったテーマを選択し、論⽂を作成します。

人間力を育てるしくみ

グローバルリーダーが備えるべき資質として、独自のカリキュラムによる統合知の強化と同じくらいに国際教養大学が重視しているのが、人間力を育むことです。
人類が現在直面している諸課題は、どれも個人の知識のみで解決できるものではありません。いかに多くの共感・協力を得て、チームとして力を発揮できるかが、課題に向き合った時の成功のカギとなります。倫理観や自尊心、貢献の精神、忍耐力、社会性、自律性、そして多様性の理解と受容といった、グローバルリーダーとして備えるべき個人の人間的な資質を、国際教養大学では「人間力」と定義して、キャンパス内外での様々な取り組みや実践の場を通して学生の人間力を育みます。

1年間の寮生活が義務 :
学修・居住一体型キャンパス

世界に広がる200以上の提携大学などからの留学生が年間200名以上学んでいる国際教養大学のキャンパスは、「世界の縮図」ともいえる多文化共生空間を形成しています。学生たちは日々の授業はもちろんのこと、キャンパス内の学生寮・学生宿舎での生活や課外活動など、あらゆる面で多様な文化や価値観に触れ、理解し、ともに生きることを体感します。

盛んな地域交流と国際協働

クラブ活動などの学生活動への積極的な参加は、充実した学生生活につながることはもちろん、人間関係や組織・社会への適応力も養います。好奇心旺盛で行動力のある学生が集まる国際教養大学では数多くの学生団体が設立されており、日本全国、世界各国・地域から集まった学生たちが日々、意欲的に活動し、学年や国籍の垣根を越えて交流を深めています。

1年間の海外⽣活 :
提携校毎に少⼈数で派遣

世界各国の未来を担う優秀な若者たちとともに、多彩な価値観に触れながら学び、議論し、新しい理解が生まれ、自分の国や自分自身を見つめ直し深く考えるというプロセスが留学にはあります。

社会への接続の機会・
成⻑実感の共有

複数の学問領域をまたいだ多角的な視点で問題解決にあたるスキル(統合知)は、多くの人々や地域社会と理解し合いながらプロジェクトを進めていく社会的スキル(人間力)があってこそ実社会で活かされます。人と深く関わりながら、国際教養教育で身につけた能力を発揮する訓練を積む様々な実践の場があります。

統合知と人間力を結びつける取り組み

複数の学問領域をまたいだ多角的な視点で問題解決にあたるスキル(統合知)は、多くの人々や地域社会と理解し合いながらプロジェクトを進めていく社会的スキル(人間力)があってこそ実社会で活かされます。
人と深く関わりながら、国際教養教育で身につけた能力を発揮する訓練を積む様々な実践の場があります。

国際協働課題解決型プロジェクト

ASEAN地域の提携校との国際協働PBL(Project-Based Learning:課題解決型科目)を実施しています。地域に関連した様々な課題に取り組みます。

企業連携プロジェクト

学生と秋田県内の企業が協働で取り組む課題解決プログラムです。

AILAプロジェクト

ほぼすべての教養専門科目群の授業において、知識の統合と応用実践の機会をAILAプロジェクトとして授業の内外で提供しています。

地域交流活動

秋田県内の小・中学校を中心に、園児から大学生まで幅広い世代との交流活動を行っています。交流活動を通して、学生は大学生活で培った学びを実践し、深めています。

日本の英語教育の改革

中高校生を対象とした、「英語を英語で学ぶ」イングリッシュビレッジを開講しています。

海外大学とのパートナーズプログラム

オーストラリア国立大学の日本語上級レベルの学生が、秋田や日本の祭り、伝統、観光といった側面を体験するだけではなく、少子高齢化および文化・伝統継承問題について学びました。

テーマ別ハウス群による24時間
リベラルアーツ教育

キャンパス内には、新入生が入寮する学生寮、2年生以上の学生が入居する学生宿舎があり、交換留学生とともに居住しています。