学長メッセージ
国際教養大学専門職大学院グローバル・コミュニケーション実践研究科へようこそ。本研究科は、英語教育実践領域、日本語教育実践領域、発信力実践領域の3つの領域で構成され、それぞれ英語教育、日本語教育、ジャーナリズム・国際広報の分野で高度なスキルをもって活躍できる人材を育成することを目的としています。私たちを取り巻く世界を理解し、より良い社会を築くためには、言語を介した実践的なコミュニケーションが不可欠であるという考え方が3つの領域の基盤をなしています。
しかし、本学は皆さんに、狭義における技能だけを身に付けることを望んではいません。共感力や高い道徳観を兼ね備えたうえで、職業人としての深みや学識の幅を追求することが本大学院の特長であり、こうした資質を醸成し世界に通じるリーダーシップを身に付けることを目指します。この考え方は、本学が独自に展開している応用国際教養教育(AILA)に基づいており、急速な変化を遂げる世界において、自らが選択した職業分野で誇りある人生を歩むために心身の修養を求めるものです。
言語やコミュニケーションは、単に職業上のツールにとどまりません。私たちの文化や人類の遺産を築き上げてきたまさに核心に近づく手段でもあるのです。私は、本大学院に入学されるあなたが、限りない創造力を発揮し、深遠な学びの世界を探求することを切に願います。そして、その経験は、必ずやあなたの人生を豊かなものにすることでしょう。
モンテ・カセム Monte CASSIM
国際教養大学 理事長・学長