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大学概要

大学の様々な取組

AIU’s Unique Programs and Activities

21世紀のグローバル社会では、多様な価値観や世界観を互いに認め合い、個々の英知を集めて諸問題の解決に努めながら、ともに未来を切り拓いていく力が求められています。国際教養大学は、卓越したコミュニケーション能力と豊かな教養、そしてグローバルな専門知識を身に付けた実践力のある人材を養成するとともに、国際社会と地域社会に貢献するため、世界標準の「教養教育」を確立し、日本から世界へ向けて発信していきます。

1. 国際協働課題解決型プロジェクト

International Project-Based Learning
PBL、答えはここに。

熊谷 嘉隆 Dr. Yoshitaka KUMAGAI (事業推進責任者/国際教養教育推進機構長)

ASEAN地域の提携校と国際協働PBL(Project Based Learning:課題解決型学習)科目を実施しています。PBLでは、提携校の学生たちと約2週間寝食を共にしながら、対象国が現実に直面している課題に対し、講義、文献調査、データ収集・分析、議論を通して「解」を探ります。言語、宗教、文化、習慣が異なる提携校の学生達と熱い議論を交わすことで、コミュニケーション力、課題発見・解決力、多角的分析力、そしてグループ作業力等が身に付きます。今年度は、マレーシアのボルネオ島サバ州におけるグリーン・エコノミー(持続可能な開発・発展を実現する経済のあり方)、タイ北部農村地域における持続可能性、フィリピンの戦争遺跡の活用のあり方ついてPBLを実施しました。

三浦佑弥さんと訪問先の現地の学生さんたちの写真

フィールドワーク訪問先で現地の学生と。上段左側、両手を挙げているのが三浦さん。

マレーシア工科大学・マレーシア・サバ大学の学生と共に、サバ州におけるグリーン・エコノミーについてのフィールドワークを行いました。私は東南アジアの政治や発展に関心があり、参加を決めました。全体を統率するコーディネーターとしての役割をいただき、本学及び現地学生からなる4チームをまとめることに始めは実力不足を痛感させられました。しかし最後には、現地の学生が自分の助言により課題への理解が深まったと感謝をしてくれ、大きな自信となりました。将来は、様々な分野に精通する、人と人を繋げるような職業に就きたいと考えており、今回の経験はその第一歩になったと実感しています。

三浦 佑弥 Yuya MIURA
2019年1月 マレーシア工科大学、マレーシア・サバ大学とのPBL科目
GSP335「グリーン・エコノミーへの多面的アプローチ」を履修

中川和希さんたちの写真

現地の遺跡を訪れる道中の移動車内にて。右から2人目が中川さん

「歴史は誰のものでどう伝承されるべきか?」大戦中日米比3カ国の激戦地だったフィリピンで、現地学生と共に博物館・記念碑等を巡りながら、この問いの答えをずっと探していました。博物館ごとに異なる立場や視点があることを実感し、歴史とは個々人が主体的に探求すべきものであると気付きました。机上の学習を超えたPBLでの出会いと発見は、自分の今後の人生において大きな財産になると思います。

中川 和希 Kazuki NAKAGAWA
2019年1月 アテネオ・デ・マニラ大学、サント・トマス大学とのPBL科目
JAS332「第二次世界大戦:地上と海の記憶」を履修

2. 企業との連携による寄附講座

Private Sector Funded Course
JR東日本寄附講座科目(2015年度〜)

JR東日本秋田支社と本学が締結している連携協定のもとで、低迷する東北の観光という課題をテーマに据えたPBL型科目を開講しています。講座では、観光を持続可能なまちづくりや地域資源の保全に活かす方法について、多くの専門家を招いての講義やグループワーク、実地調査等で学びます。

フィールドトリップに参加した星野杏花の写真

フィールドトリップで訪れた男鹿市にて。前列左から3番目が星野さん。

授業の一環で実際に男鹿の観光地を訪ね、地元の人と触れ合い、話を聞くことで、男鹿の新しい魅力や、観光地化する上で対策すべき問題に気付く良い機会となりました。今後、ナマハゲという無形文化遺産をどのように活かして観光で男鹿に人を集めるのかに注目し、実感した魅力を周囲に伝えていきたいと思います。

星野 杏花 Kyoka HOSHINO
2018年度秋 JAS385「遺産観光論:持続可能な東北観光」を履修

3. 英語教育の改革

スーパーグローバル大学創成支援事業(2014年度~2023年度)
イングリッシュビレッジ

高校生とグループワークをする留学生の写真 高校生と話す留学生の写真

中高校生を対象とした、「英語を英語で学ぶ」イングリッシュビレッジを開講しています。講師となる本学の学生(大学院生、学部生、留学生)は、事前に担当教員からトレーニングを受け、英語で中高校生向けに授業をするという経験から、自律的かつ能動的に学習する姿勢を身に付けています。秋田県内に限らず、県外の中高校生も参加しており、国際教養大学というグローバルな環境の中での英語学習を楽しんでいます。

ティーチャーズセミナー

ティーチャーズセミナーの写真 授業を行う先生と子供たちの写真

秋田県内外の小中学校の英語教員を対象に、ティーチャーズセミナーを開講しています。セミナーでは、「英語を英語で教える」ことの意味やその手法、実践的教授法、クラスマネジメントなどについてのワークショップを実施しています。県内外の教育委員会とも協働しながら本学がこれまで培ってきた英語教育の実践的方法論を活用し、初等・中等教育を担う現職教員の指導力向上に貢献しています。

国際教養大学 スーパーグローバル大学創成支援

4. 海外大学とのパートナーズプログラム

スーパーグローバル大学創成支援事業(2014年度~2023年度)

本学が短期留学生向けに提供するパートナーズプログラムは、本学と本学の海外提携大学の教員が共同で開発した日本研究プログラムです。2018年度は、2つのプログラムを開講しました。

日本歴史探訪セミナー

米国のウィリアム・アンド・メアリー大学(W&M)とハンプデン・シドニー大学の学生が参加し、秋田を出発点として、青森、京都、長崎、東京と歴史を巡りながら各地名所・旧跡で講義を受け、日本史を学びました。

東京の雷門前で撮影した写真

Once Upon a Time in Japan was both my first time traveling long distance alone and my first time abroad. It was an unforgettable, unique experience and a perfect balance of learning the history and of Japan in-depth while also making time for rest and fun activities. I will definitely remember it and tell stories about it for many years to come.

Thomeka WATKINS, W&M, USA

上級日本語・秋田学冬期集中プログラム

オーストラリア国立大学(ANU)の学生が大都市圏とは異なる日本を秋田で体験しつつ、秋田の気候風土、歴史、伝統工芸、食文化や、少子高齢化と過疎化の課題について学びました。また、冬の祭りに参加するなど、秋田の人々との交流を重ねました。

日本研究プログラムの授業中の写真

 

I had a fantastic time on this program. One huge strength is the detail in which we studied Akita’s culture and history - it has been a pleasure to learn about a region markedly different to the better known city areas. We studied a great range of communication methods, from debating and interview protocol through to conversing with children. I feel both my language and my cultural understanding have improved greatly.

Laura NUTTALL, ANU, Australia

国際教養大学 スーパーグローバル大学創成支援

 

5. テーマ別ハウスによる24時間リベラルアーツ教育

スーパーグローバル大学創成支援事業(2014年度~2023年度)

Japanese Nature & Culture Houseの報告会の写真

学生寮や学生宿舎は、これまでは学生生活を支援する生活の場としての「生活寮」として考えられてきましたが、本学ではこの「生活寮」を「教育寮」に換え、寮生活の中でもリベラルアーツ教育を行うことができるよう、テーマ別ハウスを導入しました。特定のテーマのもと集まった日本人学生と留学生とがハウス(学生宿舎)で1学期間の共同生活を行い、それぞれのテーマに基づいた活動に取り組んでいます。2019年度は、Japanese Nature & Culture House、Nihongo House、Fitness Houseの3ハウスを開設しています。

国際教養大学 スーパーグローバル大学創成支援