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秋田県立大学と共同開講科目を実施しました
2020年1月11日(土)から13日(月)の3日間、本学の椙本歩美助教が講師及びコーディネーターとして、秋田県立大学と共同開発した「GST313 Rural Sustainability/農村の持続可能性」を実施しました。
この科目は、学際的で多元的な理解能力の養成を目指して、両大学それぞれの強みを活かしながら人間と自然環境の複雑な関わりを理解するために共同開講する科目です。PBL(問題解決型学習)、文系・理系にまたがる学術的アプローチ、講義とフィールドワークの組み合わせ、学生同士のグループワークとプレゼンテーション、日本語と英語によるコミュニケーションなど多彩なアプローチを適用して、学生の多角的な学習能力を向上させる狙いとして、開発されました。
今回は、「土壌」を中心テーマに、持続可能な秋田県の農林水産業や環境のあり方について、集中的に学びました。本学の学生は社会科学的な視点から、秋田県立大学の学生は自然科学的な視点に立ち、互いに気付いた疑問や課題について、活発な意見交換や議論を行いました。また、フィールドワークでは八郎潟を干拓して誕生した「大潟村」を取り上げ、博物館、地元企業、農家の方へのインタビューなどを行い、問題を理論と現実の両面から理解を深めました。
学生達からは「違う大学、違う分野の学生と学ぶことで、いつもと同じような視点や思考から離れて、理系の考え方やローカルな事柄に触れ、自分の視野が広がった」「土壌という身近なテーマ、具体的な問題を取り扱うことで、環境との距離が縮まった」「二つの大学の学修の違いがあり、県立大の学生のお陰で、違う議論の展開となり大変よかった」という感想が寄せられ、両大学の学生にとって有意義な学びとなりました。