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本学研究チームが書籍「人口減少・超高齢社会と外国人の包摂―外国人労働者・日本語教育・民俗文化の継承」を出版

秋田県における外国人材導入に絡む様々な課題を検証してきた、国際教養大学の教員を中心とした研究チームがこのたび、その研究成果を書籍として出版しました。

熊谷 嘉隆・監修、成澤 徳子・編集代表
秋葉 丈志、豊田 哲也、根岸 洋・編
「人口減少・超高齢社会と外国人の包摂―外国人労働者・日本語教育・民俗文化の継承」(明石書店)

書影
ISBN: 9784750353715

日本の人口は2002年をピークに減少に転じ、2100年には約5千万人まで減ることが予想されています。また、高齢化も進行し、将来における労働力の確保が喫緊の課題になっています。なかでも秋田県は、全国で最も高齢化と人口減少が進んでいる地域であり、他の多くの地域と同様に、積極的な外国人材の受け入れを図っています。

国際教養大学の教員を中心とする研究チームは2018年から、秋田県における外国人材導入に絡む様々な課題を検証をするため、日本学術振興会の委託研究として「人口減少社会における包摂と継承―『最先端』秋田からの提言」プロジェクトに取り組んできました。人口減少と少子高齢化の進む地域コミュニティにおいて、従来の地域性や伝統を尊重しつつ、外国人などの多様なプレイヤーを包摂した新たな地域づくりをどのように行っていくべきか、大都市圏とは異なる地方の実情に即して明らかにすることを目指した研究プロジェクトであり、今回の本はその成果をまとめたものです。

今後の秋田を考える(監修者・熊谷副学長)

専門性の異なる本学教員が人口縮小時代における外国人包摂のあり方を多角的に検討してみました。今後の日本そして秋田を考える上で、参考になればと思いますので、書店や図書館で手に取ってみてください。

今回の書籍は、本学の中嶋記念図書館で利用できます。本の詳細はこちらからご覧いただけます。