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テーマ別ハウスの5月の活動レポート
国際教養大学ではキャンパス内に、授業以外の場でも学生が自らの視野を広げられるよう、「テーマ別ハウス」を導入しています。「テーマ別ハウス」では同じテーマに関心のある学生たちが同じ学生宿舎に居住して活動します。
2023年度テーマ別ハウスは以下の4つです。
- Nihongo House 日本語ハウス
- Russian (Slavic) Language & Culture House ロシア(スラブ)言語文化ハウス
- Migration House マイグレーションハウス
- Well-being House ウェルビーイングハウス
企画した学生たちからの活動報告という形で、5月に行われた4つのハウスイベントをご紹介します。4月の活動レポートはこちらからご覧ください。
日本語ハウス
日本語ハウスでは、3つの取り組みを行いました。このほか、藤の花見なども開催しました。
イベント名: | 日本語ハウスのロゴを作ろう |
場所: | つばきヴィレッジ 多目的ルーム 2階 |
大学院生:佐藤真琴さん
日本語ハウスのロゴを作ろうと、3つのチームに分かれて、各チームごとに協力して1つのロゴを作ってもらいました。次に各チームが作成したロゴの説明、紹介を行い、活発な質問が飛び交いました。最後にどのチームのロゴがいいか、全体で投票を行いました。
ロゴ作り活動を行う前にチームワークを高めるためにアイスブレイクとして共通点探しのゲームをチームごとに行い、一番面白かった共通点を各チームに紹介してもらったのが楽しかったです。
イベント名: 俺のカードゲーム 場所: つばきヴィレッジ 多目的ルーム 2階
学部生:堀内 葉月さん
日本語ハウス恒例の「俺のシリーズ」では、若者に人気のあるUNO、小倉百人一首かるた、BS、Red Flagsの、4種類のカードゲームをしました。「俺のシリーズ」というのは日本語ハウスのメンバー間交流を目的とした活動型のミーティングです。
UNOは文化によって違うルールだったので、英語や日本語でそれぞれのルールを教え合って、ルールの落とし所を見つけながら遊びました。
今回のかるたでは、本来の競技かるたのルールは難しいと判断したので、ちらし取り(札を無造作に広げて取る方法)のルールで行いました。読まれた和歌と同じものが書かれている札を取って競い合いました。古典的な日本語の読み方だけでなく、和歌の背景も知って楽しむことができました。
BSは他の人のカードを当てて、勝利を目指すカードゲームです。実際のゲームではオリジナルのルールを作り、より面白いゲームになりました。Red Flagsでは、文化的な側面からも個人の価値観を照らし合わせて、マッチするパートナーを見つけるゲームをしました。
今回の「俺のシリーズ」を通して、日本を始めとした世界のさまざまなカードゲーム文化を学びました。特に、かるたでは日本語の俗語、感嘆詞、文化に触れることができました。
イベント名: Happy Monday(日本語会話テーブル) 場所: カフェテリア・アネックス
大学院生:雨宮 航平さん
Happy Mondayは毎月第3、第4月曜日に行っている日本語会話テーブルです。 毎回色んなテーマについて日本語で楽しくおしゃべりしています! 今年から対面でも行っています。
今回は、日本語ハウスメンバー以外の人もたくさん参加してくれました! 話すテーマは、「もし無人島にいくなら?」でした。4、5人のグループになって無人島に行くなら何を持っていきたい?誰と行きたい?何をしたい?について自由におしゃべりしました! サッカーボールを持っていきたい、友達と行きたい、一人で行きたい、木登りをしたい、魚を獲りたい、家を建てたいなどなど、会話は大盛り上がり!みんなそれぞれが思い描く無人島ライフがあるようでした(笑)
マイグレーションハウス
イベント名: | Stories about Italy with Italian foods |
場所: | つばきヴィレッジ 多目的ルーム 3階 |
交換留学生:DAGNOLI Alessandroさん
イベントでは、カルボナーラ、ブルスケッタ、ティラミスなど手作りのおいしいイタリア料理をたくさん用意しました。AIUのイタリア人学生がゲストスピーカーとして2人参加してくれたので、彼らと一緒に、イタリアの文化や最近の移民問題についてたくさん話し合い、多くのことを学ぶことができました。
最初に、私たちはイタリアにおける移民や難民の現状について学びました。そこで私たちは、マルタやイタリアの港に停泊する、アフリカ大陸全土から押し寄せてくる難民ボートについての理解を深め、議論をしました。自国からヨーロッパに向かう途中で多くの人たちが命を落としてしまうそうです。移民・難民の受け入れについて、イタリア国内では反対派と賛成派に分かれ、現在のイタリア社会はかなり分裂しているそうです。さらには、初期段階で欧州連合がイタリアやマルタと連携して問題解決に取り組まず、それぞれの国に自力で解決してもらおうとしたことによる混乱についても学びました。議論は、イタリアの南北問題のような大きなテーマから、方言、食べ物、デートの文化、イタリアと日本の違いまで、イタリア文化のさまざまな側面について学び、話し合いました。
さらに、イタリア人ゲストスピーカーの1人がトスカーナ州の古都シエナ出身で、毎年夏に2回開催される「Palio di Siena」(シエナの地区対抗競馬)という、800年以上続く伝統行事を紹介してくれました。このイベントは、シエナ中心地の大広場で、各地区の出場者が地区の意地とプライドをかけて優勝を競い合うそうです!
イベントに参加した日本人学生は、留学生が自分たちの国や国の問題について詳しく知っていることや、何時間でも語れる熱意をすごいと感じ、イベントに充実感を覚えたようでした。
※実際のコメントは英語ですが、ここでは意訳した日本語を掲載しています。
ウェルビーイングハウス
イベント名: | Yoga session |
場所: | レクリエーションスペース、講堂 |
ウェルビーイングハウスアドバイザー:長沼 奈絵子先生
第2回のヨガセッションには、ハウスメンバー11名が参加しました。ベテランインストラクターの鍵谷 美波先生によるヨガセッションを通して、自分の体と心の状態に集中する時間を楽しみました。参加者の皆さんも、体を伸ばしたり、ヨガの動きに集中したりする時間を楽しんでいたようです。
※実際のコメントは英語ですが、ここでは要約した日本語を掲載しています。