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【活動報告】AIUデザインLAB 応用編(LAB2)~「秋田」をテーマに事業アイデアの社会実装を目指す~

2023年7月~12月、AIUデザインLABでは応用編となる「デザイン思考実践:ワークショップ課題解決プロジェクト(LAB2)」を実施しました。14名の学生が、秋田の課題解決へつなげるべく、ビジネスアイデアのブラッシュアップに取り組みました。

様々な地域課題の中から、今回は「秋田に人を呼び込むための事業創出」にフォーカスしたプロジェクトとなりました。

参考:応用編LAB2とは、基礎編LAB1で「デザイン思考」を学んだ学生が、実際にビジネスアイデアを作っていく実践型のプログラムです。

活動内容

  • ❚ 7月5日 キックオフ
  • チームビルディングと夏休み期間 のリサーチ・インタビューの仕方などを確認しました。
  • ❚ 9月9日  第1回  初期アイデアを形にする
  • チームのビジョン策定と、リサーチ結果を踏まえ、顧客像の具体化、類似するビジネス事例を参考に方向性を検討しました。
  • ❚ 9月16日 第2回 ビジネスモデルをつくる (講師:スパークル株式会社)
  • ベンチャーキャピタルの方を講師に招き、「リーンキャンバス」というフレームワーク(スタートアップのビジネスモデルを可視化するためのツール)についてレクチャーを受け、ビジネスモデル策定を行いました。
レクチャーの様子
レクチャーの様子
  • ❚ 10月21日 第3回 中間発表
  • 現段階でのビジネスアイデアを他チームと教員・メンターへ発表し、フィードバックを得ました。
〈事業アイデアに対するフィードバック〉
事業アイデアに対する発表の様子
  • ❚ 11月11日 第4回 収支計画をつくる( 講師:スパークル株式会社)
  • 会計基礎のレクチャーを通じて、事業創造をより具体的に進める思考と方法を学びました。
〈専門家のアドバイスを受けながら、収支計画を検討する〉
専門家のアドバイスを受けながら収支計画を検討します

チームメンタリング

LAB2では、ワークショップの他に、定期的にチームメンタリングを行い、各回のフォローアップ、ビジネスアイデアへのフィードバック、外部メンター選定などの伴走支援を実施しました。

また、ビジネス現場の先頭に立ち、多くの専門的知見を持つ外部メンターを各チームへマッチングし、

  • 地方に人を呼び込むための事業コンセプトの考え方
  • 顧客の体験を最大化するデザインの考え方
  • ビジネスアイデアの妥当性・想定されるチャレンジ要素

など、鋭いフィードバックを多く受け取ることが出来ました。

外部メンター

  • 合同会社イーストタイムズ 代表社員 中野 宏一 氏
  • 株式会社kedama 代表取締役 武田 昌大 氏
  • 株式会社on the trip 代表取締役 成瀬 勇輝 氏
  • ❚ 12月6日 第五回 ビジネスアイデアプレゼンテーション(Demo Day)
  • 発表されたビジネスプランの概要を紹介しました。
  • ①チーム名:HIGHS
  • 秋田県内の史跡を活用したチームビルディング研修!史跡を研修の舞台として活用することで地域資源の発掘と維持管理、地域経済への還元も図ります。
  • ②チーム名:あした、わたし、あきた。
  • インバウンド向けオンライン民俗芸能教室&民俗芸能巡りツアー、
  • 県内の「民俗芸能の縮小・衰退」による地域のつながりの希薄化の解決も図ります。
  • ③チーム名:gedok.
  • 現代人のストレス解消・癒し体験を「解毒体験」と名付け、県内旅館に対し様々な解毒体験をプロデュースします!県内旅館の付加価値向上で誘客力アップを狙います。
プレゼンの様子
ビジネスプランの発表

アイデアを事業化するプロセスは、決して一直線ではありません。各チームは約6ヶ月間、夏休み期間や授業の合間を縫ってアイデアを検証し、インタビューを重ね、メンターからアドバイスをもらい、何度もデザイン思考の5つのプロセスを行き来しながら、最終プレゼンまで辿り着きました。各チームのビジネスアイデアは、基礎編のLAB1から大きく変化し、圧倒的にブラッシュアップされたものとなりました。

学生の声

経営者や起業家になろうと考えたことがなく、ビジネスについて学ぶことはないだろうと思っていたのですが、LABを通じてビジネスの基礎に触れられたと考えています。事業案を創出する過程が複雑で大変だった分、起業に対する心理的なハードルが下がり、ビジネスについて学ぶ最初のステップになりました。

途中アイデアが思うように進まず辛い時期もありましたが、結果的には他のチームよりユニークで面白いビジネスモデルやプレゼンをすることができたし、貴重な経験ができました。

外部の方によるメンタリングやビジネスにおける収支の流れ、デザイン思考の枠組みを学べたことは、かなり価値のあるものでした。外部の方とのメンタリングでは、ずっと詰まっていた部分を一度整理していただいた上で現実的なアドバイスをいただき、事業案を考え進める大きな一歩につながったと感じています。

お問合せ

国際教養大学 応用国際教養教育推進課 地域連携チーム

E-mail: aiu.collaboration@gl.aiu.ac.jp

Tel:018-886-5835

運営

ハバタク株式会社