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「TEDxAkitaIntlU 2024」が開催されました

7月27日(土)、国際教養大学のSuda Hallで「TEDxAkitaIntlU 2024」が開催されました。「Connect」(つながり)をテーマに掲げ、価値のあるアイデアを広め、参加者がイベントを通じてさまざまなつながりを築き、人生に新しいインスピレーションを得ることを願って学生たちにより企画されました。

集合写真
集合写真 Photo courtesy of @you_need_an_editor.
熊谷 副学長による開演の挨拶
熊谷 副学長による開演の挨拶 Photo courtesy of ZHANG Yuechuan.

スピーカーセッション

スピーカーセッションでは、各分野で活躍する人物が自身の経験やアイデアについて講演しました。

本学卒業生でプロバスケットボールチーム秋田ノーザンハピネッツの創業者である水野 勇気氏は、若きリーダーとしての挑戦を振り返りました。秋田から日本一のクラブを目指してスポーツエンターテインメントビジネスを創出した経緯、さらには今後の事業の多角化への展望を紹介しました。

水野 勇気氏
水野 勇気氏  Photo courtesy of @you_need_an_editor.

フリーアナウンサーの田村 陽子氏は、日本滑舌能力検定協会認定講師として、幅広い世代を対象に音読の楽しさを広める活動を続けています。今回のスピーカーセッションでは、日本語と日本文化の魅力を発信したいというビジョンを会場に語りかけました。

田村 陽子氏
田村 陽子氏  Photo courtesy of @you_need_an_editor.

オンライン診察ビジネスを展開している李 哲洙氏は、中国出身の外国人として日本で起業した経験を語り、その挑戦や成功、そして異文化で起業することの難しさと可能性の両側面を深く掘り下げ、参加者に多くの示唆を与えました。

日本初のキャンピングカーデザイン事務所を立ち上げた宮本 芽依氏は、クラウドファンディングからキャンピングカーを自作した大学生時代を経て、それをビジネスに展開するというユニークな起業の経緯とその背景、想いを伝えました。

永山 和宏氏は、秋田県東成瀬村の温泉水を使ったスキンケアブランド「Akaulu(アカウル)」の立ち上げやそのビジョンについて語りました。LGBTQなど性指向・アイデンティティやパーソナルな悩みを抱える人々に寄り添うプロダクト開発の事業を通して、地域振興と社会的包摂への貢献を目指す抱負を語りました。

永山 和宏氏
永山 和宏氏  Photo courtesy of @you_need_an_editor.

理学療法士の資格を持つ中西 ゆかり氏は、自身の難聴経験をもとにした社会貢献活動について語り、延べ2万人以上にリハビリテーションを提供した経験、また、子育て中の今だから伝えられる愛と希望のメッセージを届けました。

パフォーマンス

続いて、パフォーマンスが行われました。AIU軽音楽部とAIUジャズ研究会は、TBSラジオ・ スペシャルドキュメンタリー『世界が寂しそうに見えたのは』に提供したオリジナルソングなどを披露し、会場を盛り上げました。また、AIU竿燈会の演技は、「ドッコイショー、ドッコイショ」と観客全員が声を合わせ、伝統文化の魅力に共感するひとときとなりました。

地元でコメづくりを基盤に農業と音楽関連のサービスを展開する高橋 徹氏は、兄・広稔氏とともに、楽曲『ありがとう〜僕らが出逢えたキセキ〜』を披露しました。心温まるパフォーマンスや、音楽活動と農業を通じた地域貢献についての取り組みに、参加者も大きな拍手を送りました。

懇親会と交流

イベント終了後には、スピーカーやパフォーマー、参加者たちによる意見交換やネットワーキングが行われました。参加者からは「素晴らしいイベントで心が動かされた」などの声が寄せられました。

TEDxAkitaIntlUからのメッセージ

TEDxAkitaIntlUは、学生が主体的に運営している啓発イベントです。この世界で私たちは、さまざまな形でつながっています。いろいろなつながりを通して素敵な物語が始まるよう、TEDxAkitaIntlUが皆さまの結びつきの場であるようにという想いをテーマに込めました。イベントを通じてさまざまな方と関わりを持ち、力を合わせて新たなアイデアや視点を得る舞台を制作することができました。秋田や日本、そして世界へ、グローカルにつながりを深めたいです。