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【テーマ別ハウス】ハウス紹介 ―ウェルビーイングハウス―
国際教養大学では、キャンパス内での生活もリベラルアーツ教育の一環と捉え、日常生活の中でもさまざまな学びを促すことを目指し、「テーマ別ハウス」を導入しています。共通のテーマに関心を持つ学生たちが同じ学生宿舎で生活しながら活動を行うもので、テーマ別ハウスのメンバーは、1学期もしくは2学期間の共同生活を通じて、テーマに沿ったイベントの企画・運営に取り組みます。
今回は6つあるハウスの中から「ウェルビーイングハウス」について、学生とアドバイザーの先生へのインタビューを通じて紹介します。
主な活動目的
ウェルビーイングハウスは、定期的なミーティングや交流イベント、ユニット内での日常生活を通じて、メンバーが自分のリソースや強みを認識し、身体的、心理的、社会的ウェルビーイングを高めることを目指しています。
主な活動内容
メンバーそれぞれが日常生活からウェルビーイング向上を意識していることはもちろん、学生が中心となって特別イベントを企画しています。たとえば、バイリンガルのヨガインストラクターによるヨガセッションや、専門家によるマインドフルネス瞑想のクラスが学期ごとに行われます。また、ハウス主催のバストリップとして、男鹿の寺院を訪れて瞑想やマンダラアート制作などのマインドフルネス活動を楽しむ日帰り旅行の企画もあります。さらに、栄養たっぷりの料理を作るイベントや、屋外でのジャーナリング(思い浮かぶことをありのままに書き出してメンタルヘルスを高める手法)、朝の散歩など、学生が自ら発案したイベントもあります。
学生インタビュー
Q. 「ウェルビーイングハウス」を一言で言うと、どんなハウスですか?
原田 久さん(専門職大学院):各メンバーの幸福を尊重し、日常的に協力し合い、AIUでのウェルビーイングに対する意識を高めることができるハウスです。
髙橋 紗弥さん(専門職大学院):自分が自分らしくいられる場所です。
Q. 「ウェルビーイングハウス」はどのようなメンバーで構成されていますか?何か特徴はありますか?
大沼 光里さん(学部生):ウェルビーイングや心身の健康、食や自分の時間を大切にする留学生、学部生、大学院生で構成されています。
Q. メンバー同士でどのように交流していますか?
大沼さん:キッチンなどで料理中に自然に会話が始まったり、またハウスの交換日記を通じて交流したりもします。2週間に1回ミーティングがあるので、一緒に住んでいない大学院メンバーともそこで話す機会があります。
Q. ハウスのイベントや交流で一番印象に残っていることを教えてください。
大沼さん:月見団子イベントです。日本の文化を感じながら十五夜を過ごしたいと思い、メンバーと一緒に月見団子を作り、外で月を見ながら食べました。
Q. これからハウスへの応募を考えている学生へ一言お願いします。
大沼さん:忙しいAIUライフですが、自分を労り、そしてお互いをリスペクトしながら生きることをより意識できるようになりました。定期的なミーティングでアドバイザーの先生からも、「自分が満たされないと他人を満たすことができない」とよく言われています。自身のウェルビーイング向上のためにも、ぜひ入居を考えてみてください!ハウスのインスタグラムでも活動を宣伝しているのでぜひチェックをお願いします!
アドバイザーインタビュー(ウェルビーイングハウスアドバイザー:長沼 奈絵子 准教授)
Q. アドバイザーから見た、ハウスの特徴を教えてください。
長沼 先生:AIUの学生は日常の授業に加え、クラブ・サークル・委員会活動やアルバイトなど課外活動への参加で常に忙しく過ごす傾向があります。そのため、自らのウェルビーイングを優先することの大切さを忘れがちです。ウェルビーイングハウスでは、日々の生活を協調的に送り、ウェルビーイングに関する学びを深めることで、メンバーがセルフケアの重要性に気づくことができる心理的安全性の高い環境を提供することを目指しています。
Q. これからハウスへの応募を考えている学生へ一言お願いします。
長沼 先生:ウェルビーイングハウスでは、ポジティブ心理学や脳科学、性格の強みなど科学的アプローチをもとに自分自身についてよりよく知り、また共同生活を送る中でお互いをサポートすると同時に、ハウス活動を通して自分のウェルビーイングを大切にして生活をすることや、セルフケアの重要性について学びを深めることができます。忙しいAIUでの学生生活でもウェルビーイングに対する意識を高め学ぶことが、生活の質の向上につながります。是非ウェルビーイングハウスで自分自身と向き合い、お互いを思いやることのできるメンバーと共同生活を送ってみませんか?