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本学学生が観光学会で文化遺産保護について報告
12月16日(土)、福島大学で開催された日本観光研究学会東北支部大会で、本学3年次の田中麻琴(たなか・まこ)さんが、「増田重伝建地区における維持・継承に関する調査」と題して報告を行いました。これは、本学アジア地域研究連携機構の助成を受け、今年9月から秋田県横手市増田地区で実施した聞き取り調査とアンケート調査の結果を基にしたものです。
田中さんが調査を実施した同地区は、文化財保護法により2013年に「重伝建地区」=「重要伝統的建造物群保存地区」として選定され、登録されたこの地方特有の主屋が39軒ありますが、居住者の高齢化等により、その維持・継承が危ぶまれている状況にあります。
調査では、増田重伝建地区の「増田まちなみ保存会」の会員82世帯のうち40世帯にアンケートに協力してもらうなどして、登録建造物の継承の予定、継承者の現在の居住地、地区外に居住の場合の帰郷の予定などのデータ収集を行いました。
詳細な報告内容については、2018年5月に刊行予定のアジア地域研究連携機構紀要第7号に掲載する予定です。
(本学のアジア地域研究連携機構ホームページはこちら)