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留学生の県内企業訪問:大潟村あきたこまち生産者協会, 能代市・丸松銘木店
本学の留学生5名(米国、ロシア、ブルネイ、フィリピン、台湾)が、2月16日(金)、大潟村の(株)大潟村あきたこまち生産者協会と能代市の(株)丸松銘木店を訪問し、工場見学や商品に関する意見交換をしました。
最初に訪れた(株)大潟村あきたこまち生産者協会では、社長の涌井徹氏と事業開発部の加藤貴之氏から会社概要の説明を受けた後、意見交換を行い、その後、パスタやシチューなどグルテンフリー食品の試食を行いました。
グルテンフリー食品は、アレルギーのないカロリーを抑えた健康食品として、特に欧米でブームになっています。このため、アメリカ人の留学生からは「グルテンフリーダイエットとして好む人が多い」というコメントがありましたが、ロシアやアジアからの留学生は「自分の国ではほとんど知られていない」、「同じような商品なら値段の安い方が売れる」などの反応があり、国情の違いなどが明らかになりました。
(株)丸松銘木店では、社長の上村茂氏と専務の上村幸弘氏が会社概要を説明した後、工場見学や意見交換を行いました。
同社は、日本伝統の網代編みを原点とする化粧板「Almajiro(アルマジロ)」の製作など、自然の木の持つ美しさと温もり、伝統工芸としての匠の技術、快適かつ美しい生活空間・個性的なスペースの演出に力を入れています。2013年にはAlmajiroがグッドデザイン賞を受賞し、近年はパリやミラノの展示会に出展するなど世界市場を見据えてチャレンジしています。
留学生からは、Almajiro製作のきっかけや名前の由来、製作期間、価格、世界展開に向けた具体的な取組等について多くの質問があり、社長や専務には、それぞれの質問に大変丁寧にお答えいただきました。
今回の訪問を通じて、留学生は世界市場を見据えて取り組んでいる秋田県企業の努力や魅力を充分感じたようでした。