お知らせ
学生の皆さんの段階的なキャンパスへの受け入れについて
学生の皆さんへ
本学では、全面オンライン講義により秋学期を開始しましたが、キャンパスでの生活を楽しみにしていた学生の皆さん、特に新入生にとっては憧れのキャンパスで友人や教職員と触れ合えないことは本当に残念なことだと思います。しかしながら、この未曽有の困難に力強く立ち向かって、主体的に学び続ける姿勢こそがAIU SPIRITであることを心に留め、我々教職員とともに学びを進めてくださるようお願いします。
さて、新型コロナウイルス感染症の現状は一進一退で、全国的にも感染者数の高止まりが続くなど予断を許さない状況でありますが、国では、保健・医療体制の整備が進捗したことなどを踏まえ、感染防止策をしっかり講じながら、社会経済活動を段階的に引き上げていくことを明言しております。また秋田県においても、これまでは首都圏をはじめ感染拡大地域を例示しながら、県を跨ぐ移動について強い注意喚起を行うなど、実質上の自粛要請をしていましたが、この10月から、こうした自粛を解除し、感染症への対応と経済回復に向けた取組の両立を図っていくことを公表しました。
本学では、全面オンライン講義を継続することを決定した8月以降も、引き続き感染状況や社会状況を注視し、できる限り早期に、通常どおりの学生生活と感染防止策を両立させるための検討を行ってきました。学修・居住一体型キャンパスに全国各地から皆さんをキャンパスに受け入れることは、学生や教職員の健康と安全を考慮すると、やはり大きなリスクを伴うと判断せざるを得ませんが、この度、本学は、そのリスクを最小限に留めつつ、皆さんの思いに最大限寄り添えるよう、段階的に学生の皆さんをキャンパスに受け入れていくことを決定しました。
受入開始の時期は「冬期プログラム」の開始に合わせて翌年1月からとし、まずは、本学のルール上入寮が義務となっている1年生の皆さんをキャンパスに受け入れることを計画しています。その場合、構造的な観点からこまち寮の利用は避け、主にグローバルビレッジを個室利用し入居していただくことになります。なお、受入開始時期については、インフルエンザとの同時流行など、依然不透明な要因が存在していることをご承知おきください。また、これに伴い、2年生以上の皆さんを今年度中にキャンパスに受け入れることは厳しい状況であることをご理解いただきたいと思います。2021年春学期の入居については、今後の状況を見ながら1月下旬を目途に判断していきます。
「冬期プログラム」の授業形態については、基本的に全てオンラインで実施します。ただ、状況を見つつ、キャンパスに居住する1年生だけで構成される授業は一部対面での実施も検討しています。2021年春学期の授業形態については、今後の状況を見ながらの判断となりますが、オンライン授業とパラレル授業での実施を検討しています。
また、11月からは、秋田に2週間以上滞在していることを条件に、これまで閉鎖してきた図書館やカフェテリアなど一部施設の利用を再開し、今後順次利用できる施設を拡大していく決定も併せて行いました。施設利用にあたっての詳細については別途お知らせします。
本学は学生の皆さんや教職員の健康と安全、そしてキャンパスからの感染拡大を防ぐ社会的責任を果たすことに努めていく一方で、充実した学生生活を維持、確保するために全力で取り組んでまいりますので、学生の皆さんも、感染予防を徹底するなど社会的責任の自覚のもと有意義な学生生活を送られるよう心がけてください。
国際教養大学 副学長 熊谷嘉隆
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への本学の対応
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