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お知らせ

新年の鈴木学長メッセージ

学生の皆さんへ

新年あけましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウイルス感染予防のため、キャンパスの閉鎖、卒業式の延期、入学式、春・秋学期の講義や大学祭などのオンライン化、さらに派遣・受け入れ留学の中止等、あらゆる面において異例尽くしの年となりましたが、皆さんの忍耐とご協力のおかげでこれまで本学から感染者を出さずに無事に新年を迎えることができました。ここに改めて御礼を申し上げます。

ご承知の通り新型コロナウイルスの感染拡大には歯止めがかからず、毎日、国内外で多くの感染者、そして残念なことに死者が出続けています。また最近は変異型も確認されており予断を許さぬ状況です。私も今まで様々な経験をしてきましたが、世界中で経済、文化、スポーツ、教育、そして日常生活において甚大な影響が出ているこの状況は、まさに100年に一度と言える事態が起きていると認識しなくてはなりません。本学もこの困難を乗り切るべく、過去9か月間、日々最適解を探りつつ今日に至っておりますが、私は、オンラインでの授業や大学祭の様子を通して、皆さんがこのような非常時下でも強い気持ちで前に進み続けていることを知り、AIUの学生諸君を心から誇りに思っています。

今週9日には、まだ1度もキャンパスに足を踏み入れてない一年生91名が学内アパートに入居します。感染拡大が止まらない中、極めて困難な決断ではありますが、どうしてもキャンパスで学生生活を送りたいという一年生の思い、学内の感染予防体制、県内医療の整備状況などに鑑みて決定した次第です。我々はまずこの冬期プログラムを何としても無事に乗り越え、その経験値をもとに春学期以降の皆さんの段階的受け入れを実現して行かねばなりません。そのためにはキャンパスに居住する皆さんのみならず、通学する皆さん、全国で待機している皆さん、一人ひとりの協力が必要です。秋学期に学生の皆さんが主催したオンライン交流会に何度か参加しましたが、そこで私は「皆さんは決して一人ではない」ということ、そして「この繋がりこそがAIUを支える力になる」と強く感じました。

今までも副学長、そして私からのメッセージで何回か触れた通り、この困難な時期をどのように過ごすのかは非常に重要です。いかに前向きに、創造的に生きるか、リベラルアーツの発想力、そしてAIU SPIRITの真価を発揮して共に繋がり、この困難を乗り切ろうではありませんか。

世界のいくつかの国では新型コロナウイルスのワクチン接種が始まり、わが国でも早ければ2月にも一部接種が始まると報道されております。未知数ではありますが、ようやく光明が見えてきたと言っても良いでしょう。

新型コロナウイルスとの闘いは今年も続くでしょう。しかし、今年は必ず昨年よりも良い年になる、そう信じて新たな気持ちで歩んで行きましょう。くれぐれも健康に留意して毎日をお過ごしください。

学長 鈴木典比古

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への本学の対応

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