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「第73回日米学生会議」に本学学生 伊藤 倫太朗さんが参加しました
国際教養大学では、大学独自の奨学金として「AIUアンバサダー奨励金」という奨学金制度を通年で提供しています。この奨学金は、学生の学びの深化を支援し、他大学の学生や教員との交流を伴う研修会、国際会議等への参加費用を補助することを目的としています。
今回、AIUアンバサダー奨励金を使用して「第73回日米学生会議」に日本側代表団の一人として参加した、国際教養学部2年次 伊藤 倫太朗さんの声を紹介します。
日米学生会議とは
日米学生会議(Japan-America Student Conference, JASC)は、1934年に発足した日本初の国際的な学生交流プログラムです。日本と米国から同数の学生が共同生活を送りながら様々な議論や活動を行い、会議全体を通して、世界の様々な問題について学生同士の活発な議論を行うとともに、日米両国の参加者間の相互理解を深めていくことを目的としています。
今回のプログラムは、新型コロナウイルスの影響のため、ハイブリッド形式(対面とオンラインのセッションを織り交ぜた形式)で実施されました。本会議開催期間中、日本側の参加者は青森県と福島県を、米国側の参加者はハワイ州をそれぞれ拠点として巡り、それぞれの会場を中心としたプログラムを交互に執り行いながら両国の参加者が同じ体験を共有し、活発な議論ができるよう、オンラインで交流しました。
議論に燃えた夏(伊藤 倫太朗さん)
今夏経験した約3週間の「議論に燃える夏」を通し、確かな、そして新たな価値観の萌芽を自身の中に感じています。ほぼ毎日午前8時から日付を超えた午前2時まで議論に没頭し、会議の意義を最大限享受できるよう、自問自答し続けた日々は他では得難い経験であったように思います。
本会議に向けた春からの取り組みを通して、私はマクロで直面する課題やそれらを解決するための手段を、どのようにしてミクロな場面に適用していくか、という考えを深めるのと同時に、非常事態への対応をそれらの手段に導入することの重要さを学びました。これは今後AIUでの学びや留学先での学びの重要な指針になると思います。今ある知識の基盤に様々な要素を蓄積して、強固かつ柔軟なものにしていきたいです。
それぞれの会場で様々な議論を交わし、熱い夏を過ごした伊藤さん。コロナ禍で制限されることが多い今日ですが、今だからこそできることを考え、有意義な毎日を過ごしています。