【寄附講座レポート】世界のエネルギー動向：可能性と課題

2022年春学期、三菱商事洋上風力株式会社（旧：三菱商事エナジーソリューションズ株式会社）、株式会社ウェンティ・ジャパン、株式会社北都銀行との産学金連携協定に基づき、寄附講座を開講しました。

当講座では、世界の再生可能エネルギーの取り組みや課題を、秋田県における再生可能エネルギーの課題へと応用し、様々な課題解決や地域共生について学びました。
三菱商事洋上風力、ウェンティ・ジャパン、北都銀行の各社ネットワークにより、行政、総合商社、金融、地域企業、エネルギー供給企業など、様々な分野から講師陣を招聘し、最新のエネルギーの動向と取り組みについて考えるとともに、第一線でご活躍されている方々や企業の代表者が登壇され、リーダーシップについても学べる貴重な機会となりました。

講義では質問や議論が活発に飛び交い、学生からは、「地域共生の取り組みがよくわかった」「騒音やバードストライク対策など、風車には様々な工夫がされていることを知ることができた」「将来、再生可能エネルギーに関わる仕事に就きたいと思った」などの感想が寄せられました。

風車の羽根について説明を受ける様子

秋田潟上ウインドファームの発電用風車

秋田潟上ウインドファームへの視察

学生たちには「2050年の日本のエネルギーはどうあるべきか？どうあり得るか？その中で秋田が果たせる役割は何か？」をテーマにグループプロジェクトの課題が出され、最終回にプレゼンテーションを実施しました。

最終回のプレゼンテーションの様子

プレゼンテーション後は、三菱商事洋上風力代表取締役社長の田中 俊一様、 ウェンティ・ジャパン代表取締役社長の佐藤 裕之様、北都銀行の磯崎 健様から、各グループへ講評をいただきました。

学生プレゼンテーションを講評する企業陣

企業陣による挨拶の様子

国際教養大学では、知力と人格に優れ、責任感と情熱を持って世界の舞台で活躍できるグローバルリーダーの輩出をミッションとしています。多様な知識を修得し、それらを接続・応用しながら最適な解決策を探る能力を涵養するとともに、様々な困難を克服し、人間力の強化を目指す「応用国際教養教育」に力を入れています。当講座は、まさにそれを象徴する場となりました。

寄附講座にご協力いただいた企業

• 三菱商事洋上風力株式会社
• 株式会社ウェンティ・ジャパン
• 株式会社北都銀行
• 三菱商事株式会社
• KPMG
• 中部電力株式会社
• 駐日オランダ王国大使館
• Eneco
• GE Renewable Energy
• 東芝エネルギーシステムズ株式会社
• 日本郵船株式会社
• Van Oord
• 千代田化工建設株式会社
• TDK株式会社
• Amazon.com, Inc.

各回の講義概要はこちらからご覧ください。

この寄附講座が、将来、秋田県や国内外の再生可能エネルギー事業を牽引できるグローバルリーダー輩出の一助となることを期待しています。

お問い合わせ先

国際教養大学 研究・地域連携支援課
地域連携チーム　山野井・古関
TEL: 018-886-5835
E-mail: aiu.collaboration@gl.aiu.ac.jp